episode 11 ページ12
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「ではそろそろこの集落の案内をしますね」
昼食の時間を終えた私達は、この集落の中を織田さんに案内してもらえることになった。
探検みたいだな、と誰かが呟いたのをキッカケに皆がそわそわし始める。探検といえば小さい頃はよく友達と秘密基地とか作ったりしたっけ。
女子の中でも流行ったくらいなのだから、男子達は尚更だろう。
ぞろぞろと織田さんの後ろを小学生の子供のように従順に着いて行く。
まず訪れたのはこの集落に住んでいる人達の家が密集した場所。山の麓の街に比べたら家の数は遥かに少ない。だがこんな山奥という生活しずらい環境を考慮すれば、この集落にはかなり人が住んでいる方なのでは？
だけど不思議な事に家の外に出歩いている人が誰一人としていない。どうしてか、違和感を覚えるくらいに静かだった。
疑問を胸に抱きながら織田さんは次の場所に進む。
次に案内されたのは広大な敷地の畑。やはり麓の街まで行くのにあれだけ時間が掛かるとなると買い物に行くにしても手間が掛かるだろうから、野菜とか育てているんだろうなと考えていたら当たりだった。
地元を思い出させる景色。でも一部の人はここまで広い畑に馴染みがないのか「鬼ごっこ出来んじゃん…」と口走る人もいた。畑荒らす気か。
「もう少し山を登ったところには川も流れているんですよ。水も綺麗だし、夏場はそこで水遊びする子供もいます。ちゃんと道路もあるので後で見に行ってみると良いんじゃないかな？」
「おぉ！ 後で行ってみよーぜ影山ー！」
「お前、迷子になるなよ」
「ゔっ……き、気をつけマス……」
織田さんが指さした方向には森に吸い込まれるように奥へと伸びている道路があり、その道を辿っていけば川に行ける、とのこと。何としても日向君には迷子にならないでほしい。
そして次に織田さんが指さしたのは、さっき訪れた畑の方向で、ポツンと佇む錆びれた建物があった。
「あ、アッチの倉庫みたいな建物は農具とかが仕舞ってあるから、万が一怪我したりすると危ないので倉庫の中には入らないで下さい！」
「はい、分かりました」
澤村さんがしっかりと頷く。その反応に織田さんは満足したようににこりと微笑むと、再び歩き出した。
「後は子供達がよく遊んでいる広場とかもありますが……そうですね、やっぱりココに来たなら知っておいた方が良い所があります」
「どこですか？」
少しだけ振り向いた織田さんが僅かに口角を釣り上げる。
「──『クチナシ様』の祠です」
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スピカ - 私もハイキューサーチに行っても見れませんでした…どうすれば見れますかね？ (4月19日 13時) (
レス) id: 75e3caad72 (このIDを非表示/違反報告)
白楊(プロフ) - ハイキューサーチに行っても見れませんどうすればいいですか？ (3月10日 22時) (レス) id: 9084a50d79 (このIDを非表示/違反報告)
えむ - フェルマーさん» ありがとうございます！ (2021年6月26日 10時) (レス) id: e4b21374ad (このIDを非表示/違反報告)
フェルマー - えむさん» 作者様じゃないですが、HQ★searchと検索して1番上に出てくるランク集を選択します。そこでまたHQ★searchを選択しallを押します。すると240件くらい出てきます。そこで「嘘吐き女の、」というタイトルをクリックすると読めますよ！分かりにくくて申し訳ありません、 (2021年6月25日 19時) (レス) id: 6452396e63 (このIDを非表示/違反報告)
えむ - コメント失礼します！調べても出てこないのですがなんと調べたら出てきますでしょうか？？ (2021年6月24日 20時) (レス) id: e4b21374ad (このIDを非表示/違反報告)
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