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SAで少し休憩をした後、先程と席は変わらずただ車内では全員が起きていて話しながらの道中となった。
猪｢まじで寝てごめん…｣
作｢俺も…、寝るつもり無かったんだけど…｣
｢そんなに私の運転は寝やすかった？｣
猪｢それはある。すげぇ安心する。｣
｢嬉しいね、もうさ、蒼弥も龍も免許取らなくていいよ？私がいつでも運転するから！｣
優｢おい、公式でアッシーになるな。｣
笑い声に包まれる車内。
他のグループではプライベートで一緒にいても仕事の話をする、ということを聞くがHiHi Jetsにはそれが全く感じられない。
地元の友達が彼女と別れたやら、幼馴染が進学決まったやら、飼っているペットが可愛いやら。
ただの同級生同士の会話である。
高速を降りて下道を走ればあたりは既に雪景色。
20分ほど走れば天からは白い結晶が降り始める。
｢雪だぁ…すっげ。｣
瑞｢なぁ、あい。｣
｢ん？｣
瑞｢まさかとは思うけど。いや、来る場所決まってたからしっかりしてると思うけど1度確認な？｣
｢なに、はよせぇや。｣
井上は藍染を伺うようにバックミラー越しに目を合わせた。
瑞｢スタッドレスはいてるよな？｣
｢……あ。｣
微妙な間に加え、藍染の｢……あ。｣という一言。
いやまさかな、車内に不安という文字が浮かぶのが見えた。
優｢おおおおおいっ！！！｣
涼｢ちょっと！あいちゃん！！｣
作｢…雪国では必要だよね？｣
猪｢んなばかなことあっかよ！お嬢！ここ飯山だぞ、戸狩行くんだぞ！？3月とはいえ雪まみれだぞ！？｣
瑞｢あ、あ、あ！あそこ、ホームセンター！俺ら金出すからスタッドレス買うぞ。寄れ！！！｣
一気に慌て出す男5人。
に反して落ち着きしかない藍染は井上に指示されたホームセンターを横目に通り過ぎる。
瑞｢おい！藍染ぇぇ！！｣
車内に井上の叫び声が響く。
そのほかも各々話していて収拾がつかない。
藍染は赤信号で停車し、後ろを振り向いた。
そして｢心配はいらないよ。｣とだけいうと同時に信号が青に変わり車を発信させる。
井上はもう終わった、終わりだ、とボソボソいうだけである。
｢なんで騒ぐの。｣
優｢雪国でスタッドレスはかないのは危険行為だって！｣
｢いや、はいてないっていってない。｣
｢｢｢｢｢……は？｣｣｣｣｣
猪｢どう、いう…｣
｢そもそもスタッドレスはいてきてないって言ってないもん。｣
瑞｢……っざけんな、こらぁぁ！！！！｣
再び井上の叫び声が車に木霊した。
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ｶﾘﾝ - 先日、パスワードの書き込みをしたものです。ご丁寧に対応していただきありがとうございました。これからの更新も楽しみにしています。 (2021年3月5日 21時) (
レス) id: 7ac2aae209 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くれいじー。 x他1人 | 作成日時：2021年3月1日 1時
