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｢あ、普通に3人も寝ていいからね？｣
涼｢全員寝たらあいちゃん話し相手いないでしょ？｣
｢3人ともそれぞれ撮影明けなの知ってるから。｣
｢むしろ着いてから眠い……なんて言ったらそっちの方が怒るわ。｣
藍染が笑いながらそういえば顔を見合わせる井上と橋本。
橋本は藍染に｢30分ぐらい走ったらデカいSAあるよね？｣と問う。
それに頷く藍染。
涼｢そうしたらそこ寄って。それまで寝るね。｣
涼｢んで、そこで優斗と俺は席変わろう。｣
優｢おっけ。｣
少し寝るね、と目を閉じる橋本と井上。
数分経たないうちに完全に寝落ちたふたり。
相当疲れが溜まっていたのだろう。
ドラマを複数並行して撮影、そして新ドラマの練習や撮影前準備に明け暮れている井上。
夜遅くまでスタジオでのバラエティ番組の撮影を行っていた橋本。
そして、藍染の横に座る高橋は特番やドラマと大忙しだ。
優｢みんなぐっすりだ。｣
｢優斗も寝ていいんだよ？｣
優｢そしたら話し相手いなくなるだろ？｣
｢気にしなくていいのに。｣
優｢いーから。にしてもプライベートで泊まりなんていつぶりだろう。｣
｢確かに。それに時間に縛られないってことほどいいものないよね。｣
優｢戸狩も1年ぶりか。｣
｢あの時もかなり濃い話したもんね。｣
優｢それがDVDになってんだぜ？｣
運転席と助手席に座る、年長者ふたり。
このふたりあってこそのHiHi Jetsなのかもしれない。
以前高橋だけが意見が食い違った時、橋本が中立の立場になった話は有名ではあるがそれと共に5人を俯瞰してどちらにもつかず話を聞いていた藍染。
熱い男と支えるに徹する女。
多方面から藍染がバランサーだと言われているが、正しくは高橋と混じり合うことでバランサーとしての立ち位置が成立していると言っても過言ではない。
｢それに。みんな大人になった。｣
優｢俺含めな。｣
｢特に龍と蒼弥は本当に大人になったよ。｣
｢蒼弥はクソガキだったし、龍はずっと変わらないように見えて大人ぶってる子供だった。｣
｢けどね、蒼弥はらしくありながらもちゃんと成長してるし、龍も本当の意味で大人っぽくなったと思うんだ。｣
優｢そうだね。ガリさんもさくちゃんも。俺らの中のターニングポイントは2019年だったな。｣
｢そうだね。｣
高橋と藍染が話していること。
誰にも聞かれてないと思っていたふたり。
そんな話を最後列で聞いていた作間は寝たフリをしながらふたりの話を聞いていた。
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ｶﾘﾝ - 先日、パスワードの書き込みをしたものです。ご丁寧に対応していただきありがとうございました。これからの更新も楽しみにしています。 (2021年3月5日 21時) (
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作者名：くれいじー。 x他1人 | 作成日時：2021年3月1日 1時
