Re: ページ40
_
side M.I.
｢私は私でいていいかな。｣
そういったあいの顔はぐしゃぐしゃで。
それに釣られるように作ちゃんと優斗もぐしゃぐしゃで。
はしもっちゃんやガリさんもうっすら涙を浮かべてる。
きっと俺も…、と頬を伝う感覚に気付く。
隣でばっ、と立ち上がった作ちゃん。
どすどすと歩いてあいの前に立つとありったけの力で抱きしめた。
龍｢もっと、もっと、もっと、迷惑かけてよ。｣
龍｢俺は泣いているAちゃんも怒ってるAちゃんも全部全部HiHiのAちゃんだと思ってるから。｣
龍｢AちゃんはAちゃんらしくいようよ。｣
｢龍…｣
作ちゃんが抱きしめているあいの頭にそっと手を置くはしもっちゃん。
涼｢俺も。これからはあいちゃんの気持ちを尊重しながらもしつこいぐらい心配してもいいかな？｣
｢涼…｣
涼｢うざいって言われるぐらい心配するからね。過保護になるよ。｣
｢うん…うん、、｣
あいの隣に座り、肩を組むのはガリさん。
猪｢お嬢。｣
｢はい。｣
猪｢これからはさ。頼むから…一番最初に康二くんじゃなくて俺らのこと頼れよ。｣
｢いやぁ、別にこうちゃんだから頼ってるわけでは…｣
猪｢…ん？｣
｢う、、ごめん、頼るね。｣
猪｢いい子。｣
ガリさんがわしゃわしゃ、っと頭を撫でる。
俺はあいの名前を呼んだ。
『あい。』
｢はい。｣
『俺は俺だし、お前はお前で。』
『だから、もう、今回みたいなことすんな。あと、俺らのこともだけど俺らの中にはお前もいること忘れんなよ。』
｢はい。｣
そんな俺ら4人を見て泣きながら笑う男がいた。
『優斗？』
優｢なんかさ、懐かしいよなこの感じ。｣
優｢はしもっちゃんと作ちゃんが戻ってきた時もこんな感じだったなぁって。｣
優｢最近、こうして話すこともなかったし。やっぱ俺らは一緒にいないとメンタル的に堪えるよな。｣
いつものように笑う優斗。
そんな優斗に近付いていくあい。
優斗の前に座り、そっと優斗を抱きしめた。
｢優斗。ごめんね。｣
優｢俺もごめんな。｣
｢これからもずっとシンメでいてね。｣
優｢あぁ。｣
鼻をすすりながらあいから離れる優斗。
あー、そんな洋服の袖で擦ったら…
ほら、言わんこっちゃない。目の周り真っ赤じゃん。
こほん、と咳払いした優斗が真剣な顔に変わった。
優｢まずは明日。｣
優｢滝沢さんに全て話そう。MVのこと。｣
俺らは頷き、明日本音を話すことを決めた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 115人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「HiHiJets」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
くれいじー。(プロフ) - ｶﾘﾝさん» コメントありがとうございます。そしていつもご覧頂いているようで本当にありがとうございます。少し書き直しをしていたため、パスワードを公開しておりませんでした。作品紹介ページの最後にパスワードのヒントを記載しております。そちらからよろしくお願い致します。 (2021年3月3日 23時) (
レス) id: 417b7086e1 (このIDを非表示/違反報告)
ｶﾘﾝ - あの、ずっとこちらの作品を愛読させている者なのまた、パスワードをかけないことは難しいのでしょうか？本当に大好きな作品なので続編を早く見たいです。お手数をおかけいたしますがご対応よろしくお願いいたします。長文失礼しました。 (2021年3月3日 23時) (レス) id: 7ac2aae209 (このIDを非表示/違反報告)
ｶﾘﾝ - あの、ずっとこちらの作品を愛読させている者なのですが、パスワードは本当に作間君の呼び方と夢主の誕生日なのでしょうか？開かないため続編を読むことが出来ません。なのでパスワードを変えたのであればそちらを教えて頂きたく思っています。 (2021年3月3日 22時) (レス) id: 7ac2aae209 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：くれいじー。 | 作成日時：2021年1月15日 2時
