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side M.I.
あの後俺らも衣装が置いてある部屋へと向かった。
だけどそこには先に来ているはずのふたりがいなくて。
きっと、はしもっちゃんはあいのとこに行ったんだなと気付いた。
昔からそうだった。
何も考えてないようで、みんなの嫌なことは率先とやって、人へ無頓着というか関心というものが感じられないように思われがちだけど1番人を見ててひっそりと支えるはしもっちゃん。
ほとんど同期に近いけど少しだけ俺よりも早く入所したはしもっちゃん。
前もこんなことがあったな、と思っていると衣装部屋に入ってきた人影。
ふたつあるはずなのにそこにはひとりの姿しか無かった。
『あいは？』
涼｢トイレだって。なんかすげー剣幕でトイレ行った。お腹痛かったかな？｣
『多分、それは違うと思うけど…。』
こういうところは察しが悪い。
ま、そこもいい所なんだと思うけどね。
衣装ラックに並べられている衣装候補たち。
明らかにあいのラックに並べられているものが違って胸が痛む。
｢…すみません！遅れました。｣
『…っ！？』
バタン、と大きな音を立てて開いたドアのところに立っていたあい。
その姿はさっきまで首と同じぐらい伸ばされ、トップも重めにセットされていたウルフカットではないあいの姿になっていた。
襟足は綺麗に切り落とされていて、重めに伸ばされていたトップだけが残っている。
俺以外の4人もその姿に驚きを隠せていない。
スタッフさんからの衣装併せを始める、という声に各自名前の書かれたラックの前に散らばった。
あいは俺の隣に用意されていたラックの前に立ち、衣装を手に取っている。
『……あい？』
｢ん？｣
『…髪の毛。』
｢……私は私を捨てることにした。｣
そういうと今まで見た事ないくらい悲しく笑うあいの姿がそこにはあった。
この時からかもしれない。
あいがあいじゃなくなり始めたのは。
このMV撮影はいい意味でも悪い意味でも俺らを……あいを変えた。
俺はこの時、なんて声をかけたら正解だったのか。
あいをどうしたら助けられたのか。
ジャニーさん、俺、どうしたら良かったと思う？
ジャニーさんが愛したこいつを守らなきゃって、ずっと思ってたんだよ。
思ってたし、守ってた。そのつもりだったのかもしれない。
俺らだけは味方だって胸張って言っていたのに、あいの中で俺らが敵になっちゃったかな？
ジャニーさん。
俺らはどうなっちゃうんだろう。
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くれいじー。(プロフ) - ｶﾘﾝさん» コメントありがとうございます。そしていつもご覧頂いているようで本当にありがとうございます。少し書き直しをしていたため、パスワードを公開しておりませんでした。作品紹介ページの最後にパスワードのヒントを記載しております。そちらからよろしくお願い致します。 (2021年3月3日 23時) (
レス) id: 417b7086e1 (このIDを非表示/違反報告)
ｶﾘﾝ - あの、ずっとこちらの作品を愛読させている者なのまた、パスワードをかけないことは難しいのでしょうか？本当に大好きな作品なので続編を早く見たいです。お手数をおかけいたしますがご対応よろしくお願いいたします。長文失礼しました。 (2021年3月3日 23時) (レス) id: 7ac2aae209 (このIDを非表示/違反報告)
ｶﾘﾝ - あの、ずっとこちらの作品を愛読させている者なのですが、パスワードは本当に作間君の呼び方と夢主の誕生日なのでしょうか？開かないため続編を読むことが出来ません。なのでパスワードを変えたのであればそちらを教えて頂きたく思っています。 (2021年3月3日 22時) (レス) id: 7ac2aae209 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くれいじー。 | 作成日時：2021年1月15日 2時
