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｢…って、思ってて。｣
｢けど、勇気出なくて。｣
涙が出そうで声が震える。
でもこんなんで泣いてはだめだ。
だから、歯を食いしばった。
葉｢馬鹿じゃないの？｣
｢え？｣
葉｢なんで？なんでそうなるの？｣
葉｢そんなの失礼だよ。Aの言う通りココロとカラダの性が一致しなくて苦しんでいる人はこの世の中に沢山いるの。｣
葉｢女の子として生まれてきたけど心は男の子で女の子を好きになる人、男の子として生まれてきたけど心は女の子で男の子を好きになる人。｣
葉｢ココロとカラダの性は一致してるけど性対象は同性の人。それぞれが悩みを抱えてるの。｣
葉｢本当に困っている人はごまんといるのにただ女だと仕事ができない、女だから迷惑がかかる、だから男性になる。って考えるA。それは違うよ。｣
真剣な表情でそういう葉月は私をじっと見つめた。
｢葉月…｣
葉｢けどね、本当に困ってて、本当に男の子になりたいというなら私はとめないよ。｣
葉｢私はとめない。でもね、藍染Aにはたくさんのファンとかけがえのないメンバーと仲間がいる。｣
葉｢それは忘れたらいけないことなんだよ。｣
葉月の言葉ひとつひとつが胸に刺さる。
大事なことを忘れていたのかもしれない。
目先のことでいっぱいいっぱいだった。
葉月の言葉で今までかけてもらった色んな言葉が蘇る。
『Aはやっぱり俺の最強のシンメだな！』
『あいの声は唯一無二の両声だからちゃんとケアしろよ。』
『無理したらダメだよ。寝て食べる、忘れないで。』
『お嬢がいてこその俺らだよ。お嬢のパフォーマンスがなければ俺の構成は成り立たない。』
『Aちゃんは最高のお姉ちゃんだよ。』
『youの素晴らしさは僕の子供たちとyouのファンが知っているんだから、youはyouでいるんだよ。』
何があっても隣にいてくれる優斗。
いつもツンツンしてるくせになんだかんだみんなを思ってるみず。
何にも考えてないようで一番考えている涼。
暴走しがちだけどそれは私たちを信頼してるからだといつも言葉で伝えてくれる蒼弥。
弟のようで、時々変だけど頼れる最年少の龍。
そして…、女とか男とかを気にせず。
一番私という人間を認めてくれて評価してくれたジャニーさん。
それに最高の同期に、最高の仲間たち。
思い出して、心が苦しくて。
思わず涙が流れた。
葉｢それでも…、男の子になりたい？｣
葉月は見透かしたかのように微笑んだ。
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くれいじー。(プロフ) - ｶﾘﾝさん» コメントありがとうございます。そしていつもご覧頂いているようで本当にありがとうございます。少し書き直しをしていたため、パスワードを公開しておりませんでした。作品紹介ページの最後にパスワードのヒントを記載しております。そちらからよろしくお願い致します。 (2021年3月3日 23時) (
レス) id: 417b7086e1 (このIDを非表示/違反報告)
ｶﾘﾝ - あの、ずっとこちらの作品を愛読させている者なのまた、パスワードをかけないことは難しいのでしょうか？本当に大好きな作品なので続編を早く見たいです。お手数をおかけいたしますがご対応よろしくお願いいたします。長文失礼しました。 (2021年3月3日 23時) (レス) id: 7ac2aae209 (このIDを非表示/違反報告)
ｶﾘﾝ - あの、ずっとこちらの作品を愛読させている者なのですが、パスワードは本当に作間君の呼び方と夢主の誕生日なのでしょうか？開かないため続編を読むことが出来ません。なのでパスワードを変えたのであればそちらを教えて頂きたく思っています。 (2021年3月3日 22時) (レス) id: 7ac2aae209 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くれいじー。 | 作成日時：2021年1月15日 2時
