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秋空になり、外へ出ると既に残暑からも解放されすっかり秋の匂いになった。
事務所へ行かなくなり1週間以上。
本来なら今日がドリボ千穐楽。
携帯も基本的には開いてないため今どういう状況なのかはわからない。
大学は始まったが3年生。
ほとんど授業が無く、登校は週2で。
2年の時まで続けてたけど事務所で働かせてもらうという理由でサークルも今までやっていたバイトも辞めた私はずっと家にいるだけだった。
『Aー、ずっと部屋にいないで散歩でもしてきなさいよー。』
階下から聞こえる母親の声。
適当に返事はするが虚無感で何もする気が起きない。
本当に今までの4ヶ月近くが充実し過ぎていてこんなにも自分の一部になっている事に気づかなかった。
私が仕事へ行かなくなったことは親と秀には話した。
秀には聞かれても死んでも話すな。話したら姉として縁を切るとまで言ったからなのか理由を求めるかのような連絡が鳴り止まない。
絶対聞いてくるであろうと思ってはいた優斗だけじゃなくて嶺亜さんやHiHiのメンバー、忍者の子たちからも連絡が毎日のように来ている。
｢髪……伸びたなぁ。｣
鏡に映る自分を見て今まで伸ばしっぱなしだった髪の毛に気付く。
……切りに行こうかな。
大学へ行くのにも最近はダル着で行くことが多く、常にマスクをしていたためメイクもすることがなかった私は久しぶりに少しだけメイクをしてリビングの母親に出かけてくると言うと家を出た。
しばらく歩いて着いた美容院。
子供の頃から通っていて、家族経営の美容院。
｢こんにちは〜、奈々ちゃんいますか？｣
『奈々なら今上にいるから呼んでくるよ。予約は？』
｢してなくて。待ってもいいんで髪の毛切ってもらいたくて。｣
わかったと言い、2階のスタッフルームへ行ったのはこの美容院のオーナーであり、奈々ちゃんって呼んでいた人のお父さん。
ここは昔からお世話になっていて、高校生の頃からは3つ上のここの娘さんである奈々ちゃんにいつも髪の毛を切ってもらったり、染めてもらったりしている。
奈｢A〜、久しぶり！｣
｢奈々ちゃん。元気そうだね。｣
奈｢中々来ないからどうしてるかと思ってけど色々凄いことに…。｣
座って〜と椅子まで案内され、されるがままにぼーっと鏡に映る自分を見つめる。
奈｢今日は？どうする？｣
｢奈々ちゃんに任せる。バッサリ切っちゃって。｣
奈｢…ん、了解。｣
奈々ちゃんはそう言うと私の髪の毛を切り始めた。
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ちー(プロフ) - 更新再開嬉しいです…待ってました！！これからも頑張ってください！楽しみにしています^_^ (2020年7月20日 20時) (
レス) id: 87362ec09c (このIDを非表示/違反報告)
くれいじー。(プロフ) - ちーさん» コメント、ありがとうございます！そのお言葉で頑張れます……。今少し私生活が忙しく更新できてませんが少しだけ待っててください！ (2020年6月19日 14時) (レス) id: 417b7086e1 (このIDを非表示/違反報告)
ちー(プロフ) - はじめまして。いつもこちらの作品を楽しみにしております。今も次はどんな風にお話が進んでいくんだろうと気になっております。お忙しいとは思いますが更新頑張ってください！ (2020年6月18日 0時) (レス) id: 87362ec09c (このIDを非表示/違反報告)
くれいじー。(プロフ) - ikmmry1212さん» コメントをくださり、ありがとうございます（ ; ; ） そのお言葉だけで頑張れますっ！ (2020年5月21日 1時) (レス) id: 417b7086e1 (このIDを非表示/違反報告)
ikmmry1212(プロフ) - 移行おめでとうございます！ 毎回楽しみにしてます！ これからも頑張ってください！ (2020年5月20日 3時) (レス) id: f97496a2e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くれいじー。 | 作成日時：2020年5月20日 3時
