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優斗side
優｢少なくとも俺はそんなスタッフさんには出会ったことないです。｣
優｢先輩だからとかそういうのは全くなしに尊敬のできるひとりの人間として、俺らはまたあの人と仕事がしたい。そう思ってます。｣
滝｢そうか。｣
滝｢だが、そんな簡単な話ではないんだ。｣
滝沢さんは悔しそうな表情で話し始めた。
滝｢俺はタレントを守る義務がある。もちろん、スタッフもだ。Aに関してはこの事務所のタレントの姉であることも事実。あいつに危害が加われば、タレントである安嶋にも被害がいく可能性がある。その可能性があるということを分かっていながら今まで通りにすることは出来ない。｣
優｢……でも！！｣
滝｢わかってる！！｣
滝沢さんが今まで見た事ないぐらい声を上げた。
滝｢わかっている、お前らの気持ちは。他のグループからもあいつを必要とする声を聞いた。｣
優｢え？｣
滝｢あいつを戻したい気持ちは俺にもある、それにJr全体としてもあいつの力は必要なんだ。｣
そういうと滝沢さんは部屋の入口付近に視線を向けた。
滝｢A、いるんだろ？入ってこい。｣
廊下に残してきたAさんは申し訳なさそうに社長室へと入ってきた。
｢……すみません、立ち聞きなんて。｣
滝｢全部聞いてたんだろう？お前を必要とする人間の気持ち。｣
｢はい。｣
滝｢……井上。｣
瑞｢はい。｣
滝｢これ、ありがとな。直ぐにとは言えないが今回のことへの対応が終わり次第、Aは現場へ戻す。｣
優｢本当ですか！？｣
滝｢しかし条件がある。｣
優｢え……？｣
滝｢A。｣
｢……はい。｣
滝｢本当はこんなことは言いたくない。だが、お前を守るためだ。現場へ戻った際には服装は男性物を身につけ、少しでも私生活がバレそうになるなら会社で用意する部屋に住んでくれ。｣
｢え…？｣
Aさんの顔は驚いた表情を浮かべたあと、少し考えるように顔を伏せた。
家族が大好きなAさん。
服装のメンズライクということはAさんからとってそこまで問題ではない。けれど家族と離れる、その点に関しては頭を悩ませることであることは確かだ。
部屋に沈黙のふた文字が浮かぶように、部屋内で響くのは時計の秒針が動く音だけだった。
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ちー(プロフ) - 更新再開嬉しいです…待ってました！！これからも頑張ってください！楽しみにしています^_^ (2020年7月20日 20時) (
レス) id: 87362ec09c (このIDを非表示/違反報告)
くれいじー。(プロフ) - ちーさん» コメント、ありがとうございます！そのお言葉で頑張れます……。今少し私生活が忙しく更新できてませんが少しだけ待っててください！ (2020年6月19日 14時) (レス) id: 417b7086e1 (このIDを非表示/違反報告)
ちー(プロフ) - はじめまして。いつもこちらの作品を楽しみにしております。今も次はどんな風にお話が進んでいくんだろうと気になっております。お忙しいとは思いますが更新頑張ってください！ (2020年6月18日 0時) (レス) id: 87362ec09c (このIDを非表示/違反報告)
くれいじー。(プロフ) - ikmmry1212さん» コメントをくださり、ありがとうございます（ ; ; ） そのお言葉だけで頑張れますっ！ (2020年5月21日 1時) (レス) id: 417b7086e1 (このIDを非表示/違反報告)
ikmmry1212(プロフ) - 移行おめでとうございます！ 毎回楽しみにしてます！ これからも頑張ってください！ (2020年5月20日 3時) (レス) id: f97496a2e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くれいじー。 | 作成日時：2020年5月20日 3時
