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社長室へ入っていった3人の声が微かに聞こえる。
それに加えて滝沢さんが話す声も。
私は聞き耳を立てるように廊下に立っていた。
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優斗side
昨日のうちに話があると滝沢さんに連絡を入れていた俺は社長室に入った。
優｢失礼します。｣
滝｢珍しいな、お前から連絡をよこすなんて。HiHi全員揃って何の用だ？｣
優｢単刀直入にお伺いさせていただきます。｣
優｢安嶋Aさんがこの事務所……いや、俺たちがいる現場に戻ってくることはあるのでしょうか？｣
滝｢……なんの事だ？あいつは学業優先ということで休ませている。｣
俺らと目を合わせることなく淡々と話す滝沢さん。
まだ俺らが真実を知ったことを知らないのだろう。
優｢滝沢さんが隠していることには見当がついています。以前、猪狩がファンと名乗る女性ふたりに声をかけられました。その際におかしなことを言っていたんです。｣
猪｢その事が本当ならばタイミングとしてもAさんが俺たちに関わらなくなった理由としても十分なんです。｣
瑞｢そして、これを見て頂けますか？｣
瑞稀くんがカバンから出したものは何通かのファンレター。
瑞｢猪狩からその話を聞いた時、今まで受け取ったファンレターで違和感のあるものを少しですが持ってきました。そのファンと名乗る女性ふたりは俺らとしてもマネージャーさん達も目をつけていたため、このファンレターの中に犯人がいる可能性があります。｣
優｢……滝沢さんの手にかかれば割り出すのは簡単かと思います。俺らもその女性ふたりに対して申し訳ないですがいい思いはしておらず、顔さえわかれば犯人の特定ができるんです。｣
猪｢どうか、犯人の割り出し、そしてAさんを現場に戻してくれないでしょうか？もちろん、今後今回のようなことが全く起きないとは言いきれません。だけど俺らにはあの人が必要なんです。｣
滝沢さんは瑞稀くんが渡したファンレターを手に取り、手がかりになるかどうかを見定めるように眺めていた。
滝｢……お前らがあいつにそんな肩入れする理由はなんだ？｣
優｢Aさんは俺らにとって、手が届きそうで届かない存在です。｣
優｢マネジメントもしてくれる、現場ではダメ出しやアドバイスと言った先輩のような存在、振り付けを教えるとなれば俺らよりもレベルが高い振りをいとも簡単に覚えて振り落としをしてくれる。｣
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ちー(プロフ) - 更新再開嬉しいです…待ってました！！これからも頑張ってください！楽しみにしています^_^ (2020年7月20日 20時) (
レス) id: 87362ec09c (このIDを非表示/違反報告)
くれいじー。(プロフ) - ちーさん» コメント、ありがとうございます！そのお言葉で頑張れます……。今少し私生活が忙しく更新できてませんが少しだけ待っててください！ (2020年6月19日 14時) (レス) id: 417b7086e1 (このIDを非表示/違反報告)
ちー(プロフ) - はじめまして。いつもこちらの作品を楽しみにしております。今も次はどんな風にお話が進んでいくんだろうと気になっております。お忙しいとは思いますが更新頑張ってください！ (2020年6月18日 0時) (レス) id: 87362ec09c (このIDを非表示/違反報告)
くれいじー。(プロフ) - ikmmry1212さん» コメントをくださり、ありがとうございます（ ; ; ） そのお言葉だけで頑張れますっ！ (2020年5月21日 1時) (レス) id: 417b7086e1 (このIDを非表示/違反報告)
ikmmry1212(プロフ) - 移行おめでとうございます！ 毎回楽しみにしてます！ これからも頑張ってください！ (2020年5月20日 3時) (レス) id: f97496a2e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くれいじー。 | 作成日時：2020年5月20日 3時
