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少年忍者と初めて会った日から早くも日は過ぎ、今日はクリエの最終公演日。
私も毎日クリエで彼らのパフォーマンスを観て、日々課題はでき、解決すると同時にまた新たに課題ができの繰り返しをしていたメンバーであったが単独という責任からかひと回り大きくなっていた。
変わったことといえば少年忍者のメンバーからはスタッフであると共にお姉ちゃんのように接してもらえるぐらい打ち解けられたということである。
誰ひとりとして欠けることなく駆け抜けた単独公演。
最後にステージで集合写真を撮ることとなった。
私は観客側から全員が楽しそうに写真を撮る姿を眺めている。
私自身、今日で少年忍者と過ごす日は一度終わることに少し寂しさを感じていた時だった。
皇｢お世話になったスタッフさん達とも写真撮りたいんですけどいいですか？｣
皇輝くんが写真を撮ってくださっていたスタッフさんに声をかけた。
ス｢いいね、撮ろう。皆さん並んでください〜！｣
ぞろぞろとステージに集まるスタッフの皆さん。
この人たちなしでは成立しなかった単独公演。
｢カメラマンさんも並んでください。そのカメラ使って大丈夫でしたら私撮りますよ。｣
ス｢いやいや、僕はあくまでカメラマンなので…。えっと…安嶋さんこそあちらへ。｣
｢私はただのバイトで仕事を教えて貰っている立場なので混ざれないです。｣
そうですか…ではお言葉に甘えさせていただきますとカメラマンさんからカメラを受け取った。
｢いきまーす！皆さん、笑顔でお願いします。3ー2ー1ー…、もう1枚行きます。3ー2ー1ー……はいっOKです！｣
カメラを返した私にメンバーからの声がかかる。
皇｢Aさんも撮りましょう。今回、お世話になったからこそ一緒に撮りたいです。｣
｢いや、い…うわっ……｣
皇輝くんにステージから呼ばれ、久保くんや田村くんに腕を引かれ逆らうすべなく連れていかれたステージ上。しかもセンター。
私は諦めたと同時にその瞬間を楽しみ、みんなと写真を撮った。
ステージ上でみんなが私の前に立つ。
皇｢Aさん、この単独の期間。本当にお世話になりました！ありがとうございました！｣
ありがとうございました！と全員が頭を下げる。
｢いやいやいや、こちらこそ本当にお世話になりました。ありがとう。｣
皇｢いつかまた、僕達の世話してください！｣
こうして初めてのスタッフ帯同が終わった。
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作者名：くれいじー。 | 作成日時：2020年4月23日 2時
