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「颯太と湧は今日泊まってくの?」
颯「そうー。俺とあじは明日学校が休みでレッスンまで遊び行こうかなぁって言ってて。なら泊まりに来れば?って言われたからきちゃった!」
湧「俺は自由登校だからね。2人の話聞いてて楽しそうだから便乗〜!Aちゃんにも会いたかったし。」
ゲームをしながら答えてくれる2人。
友達の姉貴ともこうして話してくれるあたりまだまだいい子だ……。
けど泊まりならこいつらが風呂入った後にゆっくり入るしかないなぁ。
リビングを通りキッチンへ向かいとりあえず手洗いうがいをして適当に食べ物を漁る私。
秀「Aちゃん、最近毎日いないよね。」
何してんの?とキッチンカウンターから乗り出して尋ねてくる弟。
実を言うと君らの事務所で仕事を学ばせていただいてます。……なーんて言えるはずもなく。まだ両親にしか言ってないことをこの場で、尚且つ弟のメンバーの前で言えるはずない。
「今年はインターンとか来年になれば就活もあるし、バイト出来るうちにバイト増やして働いてるの。」
秀「そうだったの。なーんだ、新しい彼氏出来たのかと思って心配した。」
「新しいって…」
ほっと肩を撫で下ろしたように颯太と湧の元に戻る秀。
そんなこと気にしてたのか……。
勘づかれてるのかとばかり思ってた自分がどこかにいて自分もほっとした。
適当に食べ物を見つけ、ダイニングで食べていると携帯に一通の通知がきた。
……?
知らない人からの連絡。
私は仕事関連かと思い、3人がこっちを見ていないことを確認して携帯を開いた。
開いて分かったのは意外な人物だったのだ。
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作者名:くれいじー。 | 作成日時:2020年4月23日 2時