鎌ヶ谷 ページ7
一年目のシーズン終盤、翔平はで二軍の試合に出ることになった、と連絡があった。
応援に来てよ、なんて冗談っぽくLINEが来たけど、
なんとなく調子が悪そうな気がした、
(なんとなく、私が勝手に感じているだけかもしれないし、)
だけど気になってしまい、気が付いたら新幹線の中にいた。
(まあ、思い過ごしだといいけど、)
新幹線を降り、鎌ヶ谷の球場へ向かった。
・
翔平目線
今日は先発の調整メニューで、比較的軽い内容だった。
だけど、この後には野手の打撃練習もあり、まだまだやることはある。
大「…」
一年間、やれると思っていたのに、どこか疲れているのかもしれない。
プロで一年間する、ということは入る前に想像していたよりもはるかにすごいことだった。
(Aに弱音っぽいこと言っちゃったし)
きっと言ってしまうほどには、無意識のうちに疲れていたのかもしれない。
(まあ、来ないだろうけど、)
・
こないだ中島さんから聞かれたことがいまだに頭の片隅に常にあって、
Aがどんな存在なのか、
そう考えながらもAに来て欲しいと思っているくらい
彼女の存在は大きいものなんだと思う。
大「…来てくれるのかな、」
・
なんて弱気な言葉は口から空へ出ていった。
・
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kr1y6(プロフ) - ゆうなさん» お久しぶりです!!ありがとうございます("⌒∇⌒")ご期待に沿えるように頑張ります! (2017年12月17日 1時) (レス) id: fc44881dfb (このIDを非表示/違反報告)
ゆうな - 続編読めて本当に嬉しいです!これからも応援してます(*´∇`*) (2017年12月2日 21時) (レス) id: b2978f7cfa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:nanami | 作成日時:2017年11月29日 20時