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翔平目線
あんな過ちを犯してしまった僕はいっそうゆっくりと、Aのことに関して慎重になった。
結果的に家でご飯を作ってくれるようになったし、
外泊許可が下りるようになってからは、泊めてくれた。
・
だんだんと、だけどどこかでうまくいっているんじゃないか、
・
Aがだんだん自分のことを好きになってくれているんじゃないか、と錯覚を起こしそうだった。
決定的なのは寝るとき。
最初寝る場所を決めるときにソファでいいというと、顔面を蒼くしてそんなのだめ!って叫んでたっけな。
譲りあうことになって、頑固なAがソファの上に陣取るから、僕も負けじとAの隣に横になって。
「こんな二人が窮屈に横になることはない」と笑いあった。
それから二人でベットで寝ることになったんだけどなんせ一人用だから(Aはこれでも大きいほうだといっていた)狭くて自然と抱きしめあう形になって。
お互い緊張してたけど、なんだかおもしろくなって笑いあった。
すきなんて言わなくても、十分幸せだったし、たぶん彼女もそうだったと思う。
こんな関係が永遠に続くって思ってた。
だからこそ、僕は本当に言わなければいけないことを言わなかった。
(だけど、もう遅すぎた)
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kr1y6(プロフ) - saraさん» ありがとうございます(*´▽`*)頑張って書いているのでお待ちください! (2017年11月23日 3時) (レス) id: fc44881dfb (このIDを非表示/違反報告)
sara - 一気読みさせていただきました。最高の作品です!!ぜひ続編希望します。楽しみに待ってます。 (2017年11月14日 13時) (レス) id: 4be05b52fd (このIDを非表示/違反報告)
kr1y6(プロフ) - ふうかさん» コメントありがとうございます(*⌒∇⌒*)そんなふうにいってもらえて嬉しすぎます.../// (2017年10月24日 21時) (レス) id: fc44881dfb (このIDを非表示/違反報告)
aoi_(プロフ) - kr1y6さん» ありがとうございます!(*´ω`*)これからも応援してます! (2017年10月24日 20時) (レス) id: 01aa00f3a6 (このIDを非表示/違反報告)
kr1y6(プロフ) - ゆうなさん» わー!コメントありがとうございます(*>∀<*)続編頑張ります! (2017年10月24日 20時) (レス) id: fc44881dfb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:nanami | 作成日時:2017年9月21日 15時