174:お助けキャラ ページ9
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「博士の声、聞こえなくなりましたね...」
「ノアズアークに更新を切断されたようだな。」
「じゃあ僕たちどうやってお助けキャラを探せばいいんです?!」
「それならさっき警官が話してただろ?
レストレード警部に連絡だってな。」
「まさかコナンドイルの推理小説に出てくる?」
そう、このゲームは父さんが作ったシナリオ。現実と小説が入り混じった世界でもおかしくはない。
「まさかお助けキャラって___」
「そう、蘭ちゃんが考えている人だよ。
ね、コナンくん?」
「__いるはずだよ、あのシャーロックホームズがな。」
そうと決まれば、私たちはホワイトチャペルからホームズがいるベイカーストリートまでの長い道のりを歩いて向かった。
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大きな時計台、”ビックベン”が見えたところで、諸星くんが何かに気づいた。
カチッ、カチッと時間が1分ごとに針が戻っているのだ。
「50分から49分へと...?そしてまた1分戻るってことは___」
「そうか!あれは参加してる子どもの数だ!」
「...2分戻ったから、どこかのステージで2人ゲームオーバーになったみたいだね。」
早く、ホームズに会わないと。
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作者名:*Sumomo* | 作成日時:2020年5月8日 9時