【名探偵コナン】シスターコンプレックス(？)5 (ページ3)

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「ケガはしないと思うけど、気をつけて楽しんでこいよ」

『うん、ありがとう西山さん。いってくるね』

参加バッジを受け取り、ゲート前に並んでいる列へと並び、ゲートをくぐった

やっぱり小学生が多いからちょっと目立ったけどね。

「なあ、あんた藤峰Aだろ？」

「？」

声をかけられた方を向くと、赤いジャケットを着た男の子がいた。その子の後ろに3人男の子がいる.......お友達かな？

コミュニケーションが取れないから、自分の手のひらに指を指してから、男の子の手のひらへ指を指した。

声が出ないことを知っていたようで、少し面倒くさそうに手のひらを貸してくれた

私はしゃがんで彼の手のひらに文字を書いた

『ごめんね、今声が出なくて』

「ふーん.......あんた大変みたいなんだな

こんな所来ていいの？」

『息抜きに来たの。お医者様も勧めてくれてね』

「へえー.......

まあ俺にはどうでもいいけど、あんたのこと応援してやってもいいよ」

わあこの子すごい生意気じゃん！

私が驚いた顔をしていたら、後ろにいた男の子たちもクスクスと笑いだした。思春期男子だなあ。

『ありがとう。

よそ見しないで私のこと、ずっと応援してくれるってことでいいのかな？』

「いいぜ、ゲームでも助けてやろうか？」

『じゃあ、期待してるね？また後でね』

バイバイと男の子たちに手を振り、コクーンに乗った

あの男の子たちもすぐにコクーンに乗ったみたい。

.............声、出ないかなあ。

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