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「１回、、、きり？」
私の声に
自分で言ったくせに
びっくりした顔をしたももちゃん
「いや、違う、ごめん、ねぇ、違うの」
青ざめながら自分に言い聞かせるみたいに
何度も何度も、違うを繰り返してる
それを聞いたジンくんが
「なぁ、１回きりってなに？」
すっごい聞いたことのない低いトーンで
平野くんに聞き返したから
「神宮寺、離れよ、ちょっと待って
まじで、冷静になろ」
そう言いながら
岸くんがジンくんの腕を引っ張って
なんとか平野くんから遠ざけて
海人と廉も、紫耀離して、って
呆然としてる２人に指示してる
引っかけてるのはこっちのはずなのに
協力者はいらない
俺とAの２人だけでやろう？
平野くんのあの日の言葉が
頭の中を
ぐるぐるぐるぐる駆け巡って
なんだろう
吐き気が込み上げる
「え、うそでしょ？
紫耀とももちゃんって
、、、、そういう関係？」
「ばか！海人、何言うねん！」
みんなが思ったことを
海人くんが口にして
廉さんが怒ったみたいに
海人くんの口を後ろからふさいだけど
それを他人事みたいに
隣で見てた平野くんが
めんどくさそうに
ふぁあぁぁっと、あくびをしながら
「いや、ごめん
あれは間違えっていうか
、、、言わない約束じゃん？ｗ」
なんで今更、こんなとこで言うの？
俺もそっちも、お互いに納得して
ナシにしたんじゃなかった？
使えねぇな、みたいな顔をして
片目をちょっとつぶった後
フンッみたいな、短いため息をついて
平野くんがももちゃんを
すっごい冷たい横目で見たかと思うと
「ほんっと、最悪」
最後にそう言い捨てて
伸びてきた後ろ髪のあたりを
ガシガシと搔きむしった
「ねぇ、何それ
最悪、ってなに？」
「最悪は最悪でしょｗ
それ以上、何があるの？
あるなら教えてよ」
「そんな言い方しなくてもいいじゃん」
「めんどくさくない女だよ、って言ったの
そっちでしょ？」
私やジンくんがいることも気にせず
平野くんにすがりつくももちゃんを
もう、なんでもいいけど俺に触んないで、って
がっつり拒否りながら
「あーあ
変な話まで、ばれちゃったなぁ
俺、Aと結婚するって
どっきりで言いたかっただけなのに」
割と大き目な声で
とうとう平野くんが
ほんとにあっけなく
今さら、みんなに暴露した
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ゆの（KP）(プロフ) - りよさん» ありがとうございます、よかったらまたのぞいてやってください、他にもいろいろ書いてますんで (7月7日 21時) (
レス) id: 7ef6f46172 (このIDを非表示/違反報告)
りよ(プロフ) - はじめまして。裏は見れそうにないので、こちらの更新楽しみにしています！ (7月7日 1時) (レス) @page15 id: 65be4ed974 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆの（KP） | 作成日時：2023年6月26日 18時
