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シンデレラで
ひとしきり笑って
ひぃぃぃ、お腹痛い、お腹痛い、って
そこらへん転がりまわった平野くんは
「まぁ、でも
シンデレラできてたなら大丈夫だと思うｗ」
って、自分で言ったくせに
またお腹痛い、お腹痛い、って
そこらへんを追加で転がりまわった
「、、、」
「え、やだ、怒んないのぉ！」
「あのねぇ」
「さ、じゃあこっから本番ね？
気合入れて演技つけてくから
お願いしますよ？シンデレラｗ」
ぐふっ、あははは
やっぱ高校生でシンデレラはないよ〜、って
もう一押し、シンデレラで楽しんだ
悪い平野くん
「これ以上やったらまじで怒られそうだから
いくね」
やっと始まった
笑い上戸の平野Ｄのディレクションはこうだ
「とりあえず、俺とAは
何かが原因で別れることなった、って
みんなに報告する」
さっそく雲行きがあやしい気がするけど
大丈夫なんだろうか
顔にそれが出てたのかな
平野くんは念押しするように
「マイナスからのプラスを狙ってるから
１度、どーんって下げよう
それから結婚します、のほうが
絶対盛り上がるから」
やっぱさぁ、考え方がねぇ
センスてか、なんていうかなぁ
えへへへ、出ちゃうよね、こういうときに
１人でうんうん言いながら
自分のディレクションに満足そうに浸ってる
「で、きっと廉あたりが
なんなんそれ、って突っかかってくるから
そこでさらに俺が爆弾発言みたいなのを
１つ、ぶっこむから」
何にしよっかな、エグいのがいいよなぁ
ま、そこらへんは当日までに考えるとして
「どうせだったら、話を二転三転させたいから
実は俺もAも
お互いに好きな人がいる、みたいなのでも
いいかもしれない」
別れるだけじゃなくて
その上にもう１個、なんか乗せとかないと
ジンあたりなら勘がいいから
俺なら騙しでやりそう、とか気づきそう
平野くんは、念には念を入れなきゃ、って
難しい顔して考えてる
「ねぇ、平野くん」
「ん？」
「大丈夫、、、だよね？」
なんとなく、この話が出たときから
気になっていたことを口にしてみると
なんだろう、余計不安になる
「だーいじょーうぶ
なんかヤバそうなら
すぐにネタばらしだよ？」
だって結婚するんだもん、俺たち////
平野くんが急に照れたから
なんだかこっちまで照れるじゃないのよ///
やだ、もう！ぐふふっ！
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ゆの（KP）(プロフ) - りよさん» ありがとうございます、よかったらまたのぞいてやってください、他にもいろいろ書いてますんで (7月7日 21時) (
レス) id: 7ef6f46172 (このIDを非表示/違反報告)
りよ(プロフ) - はじめまして。裏は見れそうにないので、こちらの更新楽しみにしています！ (7月7日 1時) (レス) @page15 id: 65be4ed974 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆの（KP） | 作成日時：2023年6月26日 18時
