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バタン
なんかいろいろ疲れて帰宅
玄関からすたすたと歩いて
キッチンへ向かう
ふぃぃぃぃ、つっかれたぜ
ぐ〜っと首を後ろに倒しながら
ふらついたまま冷蔵庫の前に到着
中からお気に入りの
お取り寄せコーヒー牛乳を出して
コップに
トクトクトクっと入れていく
バタン
後ろでドアが開く音がしたから
平野くんも隣から戻ってきたんだろう
コーヒー牛乳をぐぅっと飲むと
喉が渇いていたせいか
くぅぅっと、体にしみる旨さ
つぎたそうかな、って思って
シンクにカラのコップを置くと
隣にも色違いのコップが
トンっと置かれて
思わずそっちを見ちゃう
「俺にもちょうだい？」
見上げると
平野くんがかわいい顔して
ん？って
自分のコップを指さしてる
「コーヒー牛乳でいいの？
炭酸もあるけど」
「いや、Aと同じのがいいな」
同じのがいい、って言うけど
普段そんなに飲まないよね？
コーヒー牛乳なんて激アマのやつ
飲めるのかな、甘いのに
って思って
もう１回
「甘いけど大丈夫なの？
普通のアイスコーヒーもあるよ？」
そう聞くと
なんだかじーっとこっちを見てる平野くん
「飲んだばっかだよね？」
「ん？」
「いや、コーヒー牛乳」
「飲んだ、てか、飲んでる最中だよｗ」
とくとくとく
また追加でコップにたして
ちょっと飲んでみて
「味見、してみる？」
そう言いながら
自分のコップを
平野くんに差し出してみた
「いいの？」
「いいよ？
飲みかけでよければ」
「いや、飲みかけかぁ」
「飲みかけに決まってるじゃん
見てたでしょ？」
「飲みかけ、やだなぁｗ」
なんだその半笑いは
なんでちょっと笑ってんだ
汚くないぞ、こんにゃろう
ちょっと待ってね
じゃあこっちについじゃうから
飲みかけヤダっていうし
甘いのでもいいっていうから
そんなに言うなら
コップに入れてやろう、って思って
つごうとした瞬間
「俺、こっちの味見がいい」
シンクに正面向いてた私の
左のほほを
右後ろから、しゅって自分のほうに
ゆっくり軽く、振り返らせたかと思うと
そのかっこいい行動とは裏腹に
ちゅうぅぅぅぅぅ、って
音がしそうなくらい
私の唇にキスして
「たまには甘いの、いいな
すっごい、いいｗ」
いや、俺、何言ってんだろ
はずかしっ/////
平野くんが
かわいくテレた
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ゆの（KP）(プロフ) - りよさん» ありがとうございます、よかったらまたのぞいてやってください、他にもいろいろ書いてますんで (7月7日 21時) (
レス) id: 7ef6f46172 (このIDを非表示/違反報告)
りよ(プロフ) - はじめまして。裏は見れそうにないので、こちらの更新楽しみにしています！ (7月7日 1時) (レス) @page15 id: 65be4ed974 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆの（KP） | 作成日時：2023年6月26日 18時
