１１ ページ12
「賭け」
でしかなかった
いや、問い詰めることもできた
きっとそっちが
正解だったんだろう
でも、なんだろう
ちょっと
「こらしめて」やりたくなった
問い詰めなくても
きっと
平野くんが半笑いで
俺が悪いんじゃない、みたいに
言ったあたりで
ツゥーっと
涙でも流して
私が平野くんを責めるような
何かを言えば
きっと平野くんは
いつもみたいに
眉毛をぎゅううううっと下げて
困った顔して、あたふたしながら
あぁあぁ、泣かないで！
ごぉめぇんっ！！！
やぁだ、うそうそ！！！
ごめんって、A
泣いちゃだめ、ね？ごめん！
絶対にすぐネタバラシして
謝ったはずだ
すっごい演技力
いや、当たり前か
ももちゃんと石川以外は
全員がプロ集団の演技派だ
ももちゃんも昔
友達に頼まれ倒して
アマチュアの劇団に入ってたことあるし
石川は何やらせても
器用で、うまいからな
そつなくこなすのは、お手のもんだろう
でも、ほら
私も「元シンデレラ」だから
ガラスの靴は、みつけらんなかったけど
今ならわかるんだよ
王子さまはきっと
ガラスの靴なんてなくても
シンデレラを迎えに来るし
迎えに来なけりゃさぁ
こっちから
迎えにいけばいいんじゃん？
元シンデレラの
第三の目、開眼っ！！！！
ごぉぉぉぉぉん(開眼の音)
なんだこの世界観
トンチキすぎておかしくなってきた
くそが！
騙されねぇぞ、こんちくしょう
誰がどうなって何やらかんやら
何重にどっきりが仕掛けられてんのか
さっぱりわかんない
ただ、最初っからオロオロしてる海人くんと
岸くんあたりは
まじでほんとに
何も知らされてない可能性がありそう
「いぃや！だめだね
協力者にいつ裏切られるかわかんないから
俺とAの２人だけでやろう？
逆どっきりとかやられたら
たまんないでしょ」
廉もジンもこういうとき悪いからなぁ
いつ裏切ってあっち側につくかわかんないし
用心しといて損はないよ
、、、よく言ったもんだよ、平野！
おめぇだろ！１番悪いのは！！
誰だよ！誰と手を組みやがった！
私をだますために
阿吽の呼吸と、その演技力で
平野くんが長年一緒にいるメンバーと
きれいなきれいな網を張るなら
「１回きり、、、ねぇ？
俺たちは３回、、、じゃなかった？ｗ」
私にもいんのよ
落ち葉かなんかを敷き詰めといて
派手に、ズドンと落ちる
落とし穴を掘れるヤツがｗ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1017人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆの（KP）(プロフ) - りよさん» ありがとうございます、よかったらまたのぞいてやってください、他にもいろいろ書いてますんで (7月7日 21時) (
レス) id: 7ef6f46172 (このIDを非表示/違反報告)
りよ(プロフ) - はじめまして。裏は見れそうにないので、こちらの更新楽しみにしています！ (7月7日 1時) (レス) @page15 id: 65be4ed974 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆの（KP） | 作成日時：2023年6月26日 18時
