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「ねぇアズール。黒髪でさ、燃えてる狸みたいなの連れてる１年生って誰？」
薬学室で大鍋で何かの薬品を作っているアズールに、暇ならこの薬草をちぎってください、と言われたので椅子をアズールの近くへ持っていってぶちぶちと嫌な匂いのする草を小さくしていく。
結局あの黒髪の１年は誰だか分からなかった。
どの寮かも想像が付かないから謎でしかない。
「黒髪で、燃えてる狸を連れている…？…あぁ、今噂のオンボロ寮の監督生ですよ」
鍋とちぎった草から漂う、何とも言えない物凄く嫌な匂いに形のいい眉を寄せつつ、アズールはてきぱきと作業を進めながらそう答えた。
オンボロ寮って…確かあのちょっと怖い感じの建物か。
噂じゃゴーストの住み処になりつつあるらしいけど。
「…そういえば入学式で事件起こしてたような気が」
まぁ俺はその時眠かったから、フロイドの影に隠れてに立ったままうとうとしてたからあまり詳しくは知らないが、俺が眠さで目を擦りながら見たのは火を吹いていたケモノがいた気がする。
確か。
「ええ、あの時は大変でしたね。あの狸も躾がなってなかったですし。」
ぼこ、と薬品が沸騰しだし、何だかすごい色のした水面の上に浮かび上がってきた泡が弾けると共に、更に匂いが教室中に広がった。
流石のアズールと俺もげほげほと噎せ返り、俺に至っては少し吐き気さえ催した。
何だこれ、破壊装置か。
「…これ何作ってんの？」
「魔力増幅剤です…」
「こんなの飲めるかよ。誰に“お願い”されたの？」
嫌がらせには使えそうだけど、この匂いからは到底人間が飲めるとは思えない。
「それは言えませんが、マジフト大会がきっと面白くなりますよ。」
少し顔色は悪いが、アズールの目はいきいきとしていた。
あんなにマジフト大会嫌がってたのに。
今度は何を企んでいるんだか…。
＊＊＊
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ヴィンセント・ヴァンクール - ン〜〜好きッ(o^^o)尊い…これからもオクタの3人とお幸せに…///もう本当に大好きです。続きが欲しいくらいです。頑張ってください！応援してます！！ (8月2日 20時) (
レス) @page38 id: a3d5b84e3e (このIDを非表示/違反報告)
シアン - オクタ････････････････ワイも推しやで仲間よ。 (2022年9月24日 22時) (レス) @page5 id: 215c26ef03 (このIDを非表示/違反報告)
× ×(プロフ) - 〈〈〈〈〈〈〈〈〈好き〉〉〉〉〉〉〉〉〉 (2021年2月6日 9時) (レス) id: 9bb4cee45f (このIDを非表示/違反報告)
えびのおすし(プロフ) - 成瀬たこたさん» ありがとうございます！ (2021年1月20日 22時) (レス) id: 898286a51e (このIDを非表示/違反報告)
成瀬たこた(プロフ) - えびのおすしさん» 気長に待っております(*^^*)ご多忙ではなくなった頃にでもリクエストさせてください(＾▽＾) (2021年1月18日 12時) (レス) id: 62fa3d4859 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えびのおすし | 作成日時：2020年12月20日 17時
