お前ら俺の事好きすぎない？

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「アッッちょっと待って死ぬ」

え〜…、カッコいいことを言っといて何やられてんじゃって思いました？

正直、俺もうわダッサって思ってます。言わなきゃよかったよ。

こんなに血気盛んだとはちょっと予想してなかった。

＿＿＿まぁ、これが俺の作戦なんだけどさ。

「痛ッ＿＿＿」

髪を掴むな！！ハゲるだろ！！

「さっきの啖呵はどこに行ったんだよ！」

「チビの癖に調子乗りやがって！」

いや乗ってねぇから…！！！！！

「大体ッ、出来もしない約束なんてしなけりゃ＿＿ッ！」

ガツン、と頭に強い衝撃。

殴られた。

「いッッ！」

頭が切れたっぽい。血が出てきた。

痛い。めちゃくちゃ痛い

＿＿＿でも、これでいい。


「…何だ、これ……手足が震えて…」


＿＿＿＿これで、いい！

「＿＿かッ、は……」

無様に地を這う獣人を見つつ、ぺっと血啖を吐いた。

＿＿＿俺の血液には毒がある。

経口なら何ら害は無いけど、経皮だと劇的な効果を発揮する。

痙攣とか、過呼吸とか。少量なら地味な嫌がらせレベルだけど、コイツらの掌にはそこそこの量が付いている筈。

＿＿＿つまり、だ。

「俺の血ってさ、匂いに敏感な奴には直ぐ気付かれるんだよ。例えばさぁ…。

鼻のいいウツボとかにね」

苦しみながら起き上がってきた奴等の頭がまた地面に叩き付けられた。

ほら、やっぱり来るんだよね。


「絞められ足りなかったぁ？
…上等だよ2度と立ち上がれなくなるまで絞めてやるよ」

「契約違反者ごときが随分とAをいたぶってくれましたが……前よりもきつい躾が御所望のようで。」

その後、校舎裏には人数分の阿鼻叫喚が響き渡った＿＿＿。

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