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第10話 変態王子と重症副部長 ページ10

「……へ、変態変態変態変態変態変態変態変態変態変態ぃーー!!」

「何で『変態』を10回も連呼するのさ!?」

「お前が女子と二人っきりでベットに入ってるからだ変態!」

「僕がしたくてしたことじゃないよ!」

「変態はみんなそう言って誤魔化す。だから私は変態を信じない」

もう、副部長は僕を全然わかる気がない。

これで「変態」を合計で何回言ったのだろう。

「さあ変態、さっさとこのベッドから出ろ! そしてこの世からも出ろ!」

「途中の言葉入らないよ?」

「待って! ヘンタイを連れて行くなら私から許可をもらってからにして!」

ええ、僕はどっちの意見を聞けばいいんだ?

「じゃあ許可をもらう。変態をここから出させてもらおう」

「ふふん、無理ね」

やっぱりそうなりますよね〜

僕、ほんとどうしよう?

「ところで、君は何で保健室に?」

「変態のせいで頭痛と吐き気が来た」

「それ今のことだよね? 今ちょうど僕がここにいたからだよね?? というか僕のせいで頭痛と吐き気って酷くない!?」

何か副部長の悪口には慣れてきたけど。

「でも、頭痛と吐き気に襲われて保健室に来た。それは本当だ」

え、そうだったの?

けっこう重症に感じるけど……

「どれどれ?」

熱の可能性もあるかもしれないので、僕は副部長のおでこに自分のおでこを当ててみた。

「バカ変態、お前何を……」

「熱い! これ完全に熱あるよ!」

例えるなら、こたつの中々の熱めの温度くらい?

「先生、呼んだ方がいいかしら?」

「待って。まず、体温計で温度を計ってからの方が……」

「何進めてるんだよ! 私はこれでも平気なんだから!」

自分でも高熱を理解しているはずが、素直になれない副部長。

可哀想に。

「じゃあ、僕が校内放送で保健の先生を呼ぼうか?」

「へ、変態のアナウンスはごめんだ! わかったから私が計る!」

今のは作戦ではないが、何とか副部長は熱を計る気になったようだ。

第11話 さよなら早退副部長→←第9話 小豆梓と質問タイム



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設定タグ:変態王子と笑わない猫。 , 変猫 , とわない   
作品ジャンル:アニメ
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シロイルカ(プロフ) - 月姫さん» 多分ね? (2014年4月13日 17時) (携帯から) (レス) id: 255e3de64f (このIDを非表示/違反報告)
月姫(プロフ) - シロイルカさん» なるほど〜 あれ、副部長ってまだ私知らないかも… (2014年4月13日 17時) (レス) id: 82a6043836 (このIDを非表示/違反報告)
シロイルカ(プロフ) - 月姫さん» まあ、展開に合わせて出したところもあるけど… いや、つくしは部長(鋼鉄の王)だから、違うよ? (2014年4月13日 16時) (携帯から) (レス) id: 255e3de64f (このIDを非表示/違反報告)
月姫(プロフ) - シロイルカさん» つくしだっけ? いつの間にかだったんやねw 確かに  (2014年4月13日 16時) (レス) id: 82a6043836 (このIDを非表示/違反報告)
シロイルカ(プロフ) - 月姫さん» まあね? 気づけば副部長にまで症状を出していた俺。一応小豆梓が原因ではあるから、何か横寺が可哀想だったけど。 (2014年4月13日 16時) (携帯から) (レス) id: 255e3de64f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シロイルカ | 作成日時:2014年4月7日 20時

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