第４話 上機嫌(？)で楽しむ月子ちゃん ページ4
「ワクワク、どれにするか迷うです」
無表情だが、僕からすると本当にワクワクしてるように見える。
「ご注文はお決まりになりましたか？」
「あ、僕はチョコレート……」
「チーズケーキとイチゴムース、ティラミスを一つずつです」
て、どんだけ食べるの月子ちゃん！？
「かしこまりました。以上でよろしいでしょうか？」
「いやいやいや、後チョコレートケーキを」
店員さん、月子ちゃんの頼んだ品が多すぎるから、これで注文は終わりだと思ったのか？
いえ、実は一人で三つも食べるらしいのですよ？
数分後
「お待たせしました。チョコレートケーキになります」
僕が頼んだケーキが来た。
月子ちゃんのケーキ三つは、一体どんな感じで来るのか？
『お待たせしました』
「チーズケーキ、イチゴムースと」
「ティラミスになります」
まさかの店員二人で！？
なんか大変そうだ。
しかも、テーブルのスペースはギリギリだし。
「では、いただきます」
「い、いただきます……」
というか、僕は食べることに集中ができない。
まあ、月子ちゃんにしたら、ケーキ三つなんてすぐ食べ終わってしまうだろうけど。
「はむ、はむはむ」
歯の痛みがなくなったからか、月子ちゃんは何だか幸せそうだ。
そしてまた数分後
「それでは先輩、食べ終わりましたし、そろそろここを出ましょうか」
「そうだね。お会計は、もちろん自分の分は自分で払うんだよね？」
「………」
「あ、あれ？」
月子ちゃんが急に黙って、僕の方をじーっと見てる。
もしかして、僕が払うことになってるの？
「お願いします」
あ、やっぱりそうだったんだ。
て、何で僕が月子ちゃんの分まで！？
確かにデートでは男が払うことが多いけど、ケーキ三つ分の値段ってどれだけ？
第５話 食べて食べてで食べ尽くせ！→←第３話 間違った猫神のお祈り
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
シロイルカ(プロフ) - 月姫さん» 多分ね？ (2014年4月13日 17時) (携帯から) (
レス) id: 255e3de64f (このIDを非表示/違反報告)
月姫(プロフ) - シロイルカさん» なるほど〜 あれ、副部長ってまだ私知らないかも… (2014年4月13日 17時) (レス) id: 82a6043836 (このIDを非表示/違反報告)
シロイルカ(プロフ) - 月姫さん» まあ、展開に合わせて出したところもあるけど… いや、つくしは部長（鋼鉄の王）だから、違うよ？ (2014年4月13日 16時) (携帯から) (レス) id: 255e3de64f (このIDを非表示/違反報告)
月姫(プロフ) - シロイルカさん» つくしだっけ？ いつの間にかだったんやねｗ 確かに (2014年4月13日 16時) (レス) id: 82a6043836 (このIDを非表示/違反報告)
シロイルカ(プロフ) - 月姫さん» まあね？ 気づけば副部長にまで症状を出していた俺。一応小豆梓が原因ではあるから、何か横寺が可哀想だったけど。 (2014年4月13日 16時) (携帯から) (レス) id: 255e3de64f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：シロイルカ | 作成日時：2014年4月7日 20時
