小さな点と点は今繋がり円になる４ (ページ48)

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そこには、シンプルだけどキラキラと輝きを放った高級そうなリングが2つ並んでいた。

紫耀は立ち上がり、1つを私の薬指へと運んだ。

紫耀「良かった、ピッタリだ」

『いつ買ったのこんなの…ｸﾞｽﾝｯ』

紫耀「結婚する時はまた別の渡すからそれまでこれ大事にしてね？」

『うん。一生大事にする！サインボールと一緒に飾ってもいい？』

紫耀「え？飾るの？ダメだよ、ちゃんと身に付けてて」

『だって…勿体無いよ…』

紫耀「ダーメ。ほら、俺も付けるから」

もう1つのリングを取り出し、自分の薬指にはめると幸せそうに手の甲をこちらに向けた。

紫耀「ふふっお揃い」

『……ッ大好き』

目の前に居る紫耀がたまらなく愛おしくなった私は紫耀に飛び付いた。

紫耀「ん。俺も。」

『ありがとう。』

同じように紫耀も腰に手を回してくれた。

紫耀「幸せ？」

『うん！世界で1番ね』

紫耀「ふはっ可愛い」

見つめ合っていると自然と引き寄せられ世界で1番甘いキスが降ってきた。

もう一度、今度は紫耀の首に手を回して私からキスをした。

『ふふっ好きだよ』

すると片手は腰に残したまま、もう片方の手で私の頬を包み込むようにすくい上げて何度もキスをしてくれた。

私はもう幸せ過ぎてとろけてしまいそうだった。

廉「はいはい、いつまでやってんの」

沙耶「Aおめでとう！！！」

光「ほんっとうにおめでとう！！！」

海人「ヒューヒュー！かっこいいぞー紫耀！」

みんなが拍手をしながら戻ってきた。

廉「長すぎ、(笑)いつ戻ればええんか分からんかったわ(笑)」

紫耀「ごめんごめん、つい(笑)」

廉「まぁでもやっとやな、おめでとう！」

紫耀「ありがとう！」

沙耶「Aが幸せそう(泣)」

『ちょっと、なんで沙耶が泣いてるの(笑)ひかちゃんまで！(笑)』

光「嬉しくて…(泣)」

海人「でもまさか指輪まで用意してるなんて(笑)」

紫耀と私はみんなに向かって手の甲を見せつけた。

廉「なんなん、あんたら結婚でもしたん？(笑)」

紫耀「したのかもしんない(笑)ねぇ俺今浮いてない？大丈夫？」

廉「はぁ？どゆこと？(笑)」

紫耀「ちゃんと地上に居る？なんか幸せ過ぎてフワフワしてるんだけど」

廉「大丈夫やで。ちゃんとズッシリ地に足ついてる」

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