小さな点と点は今繋がり円になる４ (ページ26)

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『こないだコンビニでお金ばらいたって言ってたでしょ？それ拾ってたの海人なんだって』

光「えぇ！？そうなの！？」

紫耀「あれ？気付いてなかったんだ？(笑)」

光「私、目悪くて周り気にしてなかった…」

『それでね？楽屋戻ってきた海人がひかちゃんの話しててさ！その時は気付かなかったけどこないだ再会した時にピンと来たの！』

紫耀「こいつがさ、それからひかちゃんひかちゃんうるさくてさー」

海人「ちょ！紫耀！」

廉「え、もしかして？(笑)」

海人「廉！」

紫耀「ひかちゃんは海人の事どう思う？」

光「えっ？私…？」

全てを知っている紫耀からの質問にひかちゃんは戸惑っている。

『ねぇ、困ってるじゃん、やめてよ(笑)』

廉「ちなみに海人は？(笑)」

海人「ふぇ！？お、俺？俺は…」

『ちょっともう、2人ともやめなさい(笑)』

紫耀「また会いたかったんでしょ？今気持ち伝えないでどうすんの」

光「………？」

海人「……俺っ、あの日貴方に恋をしましたっ」

なぜか海人は正座をして頭を床にくっ付けた。

廉「なんで土下座やねん(笑)」

『海人ね、ひかちゃんに一目惚れしたんだって(笑)』

光「え、待ってちょっとどうしたらいいか分かんない」

紫耀「もしひかちゃんが迷惑じゃなければ、これから海人と仲良くしてやってくんない？」

光「迷惑だなんて思わないけど…ごめんちょっとまだ頭の中整理できてない…」

『そうだよね、そんな急に言われてもって感じだよね(笑)』

普段私と居る時はよく喋るしむしろうるさいひかちゃんだけど、ライブの時海人が目の前に来ると急に静かになって上目遣いをして超乙女になる。

その乙女モードのひかちゃんが今私の隣に居る。

廉「あ、ごめんちょっと電話や」

廉はスマホを耳にあてながらリビングを出た。

紫耀「2人で話す？」

光「えっ！？」

海人「え、待って待って」

光「一旦Aちゃんと話したい…」

『そうだね、一旦部屋行こっか？』

光「うん…ごめん」

私たちは一度自分の部屋へと移動した。

『ごめんね、急にこんな事になって…(笑)』

光「いや、全然いいんだけどさ…？どうしたらいい？なんで海人くんが…」

『海人の話、家で話そうと思って帰ってきたのにまさか本人が居るとは…』

光「どうしよう…」

『急すぎて困るよね…ごめんね』

光「違うの！」

『え？』

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