小さな点と点は今繋がり円になる４ (ページ24)

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今日は珍しく午後からお休みだったので一度家に帰って支度をしてからひかちゃんと合流した。

光「見て、一応持ってきたよ(笑)」

そう言ってひかちゃんは小さな鞄の中から海人のちょっこりさんを出てきた。

『待って(笑)私もうそれどこやったか分かんないんだけど(笑)』

光「え〜！マジで！？まぁでもそっか、ご本人がいつも隣に居るんだもんね(笑)」

『そうそう(笑)』

それから私たちはあの頃のように永遠と喋り続けた。

『いや〜やっぱひかちゃんと喋るの楽しいわ〜』

光「それな！？また定期的に集まろ？」

『うん！絶対集まる！』

外では紫耀の名前を安易に出せないので"S"と名付けて私たちのこれまでの経緯を話すとひかちゃんは驚きよりも感動していた。

光「やっぱSさすがだよ…AちゃんにはSしか似合わなかったもん！昔から！」

『あの頃はあの頃でたくさん幸せ貰ってたけど今はまた違った形で幸せにして貰ってます///』

光「うーわ惚気じゃーん！いいないいなぁ〜」

『ひかちゃんは？えっと…なんだっけ、楓珠くん、だっけ？』

光「そうそう、よく覚えてるね(笑)」

『まだ続いてるの？』

光「ううん、半年くらい前に別れちゃった(笑)」

『え！？そうなの！？ごめん…』

光「大丈夫大丈夫(笑)」

ひかちゃんは楓珠くんっていう人と付き合ってから段々とおたくの世界から姿を消した。

付き合っていた数年間はライブには行ってなかったみたいでテレビで海人を見てただけだったらしい。

だけど半年前に別れてからはまた海人への熱が復活したみたいで次のツアーを楽しみにしていた。

光「そう言えばさ、この間なんで私がコンビニでお金ばらまいた事知ってたの？」

『あっ、そうそう！その話しようと思ってたんだった！』

光「家帰ってからも気になってたの(笑)」

『そうだよね(笑)てかもうこんな時間じゃん！まだ時間いける？』

外はもう薄暗くなっていて周りのお客さんたちはディナーを頼み始めていた。

私たちは昔から話すと止まらなくて特にライブの後とかはホテルで朝まで語ったっけな。

光「うん、全然平気！お店変える？」

『ウチ、来る？』

光「あ、そうだね。その方が話しやすいかもね！でもS大丈夫？(笑)」

『今日帰り遅くなるって言ってたから大丈夫！』

光「なんかいいね、そういうの(笑)夫婦みたい♡」

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