小さな点と点は今繋がり円になる４ (ページ18)

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『私がついてってどうなるのよ(笑)』

廉「Aとその子を友達にさせるねんな？(笑)」

海人「いや、シンプルに1人恥ずかしいからついてきてほしいの！」

『またその子に会えたらどうするつもりなの？』

海人「………どうしよう」

頭を抱えて本気で悩んでいる海人をみんなで笑った。

海人「ねぇ！笑わないでよ！俺真剣なんだからぁ！」

『また会えるといいね、その子に』

海人「毎日あのコンビニ通おうかな」

紫耀「きもっ(笑)」

勇太「もうそのコンビニで働いちゃえば？(笑)」

廉「ほんまや、そしたらレジで話せるやん(笑)」

紫耀「手も触れられるしね？」

廉「ちょ、だるいってそれ(笑)」

『ほら〜もうみんなからかわないの！海人は真剣なんだもんね？』

海人「やっぱりAちゃんしかまともに聞いてくれない」

この日から毎日のように、紫耀と廉を筆頭にみんなが海人をからかって私に助けを求めてくるようになった。

行ける日は本当に1人であのコンビニに行ってるみたいだけどなかなか二度目のチャンスは訪れないみたい。

紫耀の個人の仕事が終わり2人で外を歩いていると、前から歩いてくる女の人に声をかけられた。

「Aちゃん？」

『……えっ？ひかちゃん！？』

光「やっぱAちゃんだよね！？違ったらどうしようかと思った(笑)」

『え、何してんのこんなとこで！めっちゃ久しぶりじゃん！(笑)』

光「今ね、そこのビルで働いてるの」

すぐそこのビルを指さすその女性は、昔バイト先で一緒だった私の1つ上の光だった。

会うのは本当に何年振りかなってくらい会っていなくて感動の再会を果たした。

『え〜！そうなんだ！まだネイリストのお仕事？』

光「そう〜！あの頃はAちゃんのネイルもやってたもんね(笑)」

『しかもタダでね(笑)』

紫耀「………あ」

『ん？あ、ごめんごめん(笑)紹介するね。昔一緒にバイトしてたひかちゃんです！』

光「どうも〜(笑)」

紫耀「あ、いや。爪…黄色いなと思って」

『え？(笑)』

光「あ、黄色好きなんです！(笑)」

あれ？そういえば…

今立ち話しているのは海人が話していたあのコンビニの前だったことに気付いた。

『…え！？まさか！？』

光「え、なに？」

『最近このコンビニでお金ばらまいた？』

光「え…？お金…？」

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