小さな点と点は今繋がり円になる４ (ページ17)

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あれから数ヶ月が経ち、勇太との関係は良い方向に進み今では紫耀の愚痴を言っても"そんな事言わないの"って逆に私が怒られるほどになった。

そんなある日、歌番組のリハが終わり本番まで楽屋で待機しているとコンビニから帰ってきた海人がなにやら放心状態になっていた。

廉「なんなんお前、キモいって(笑)」

勇太「なにどしたの？」

海人「Aちゃ〜ん！！！」

『え？なに、私？』

紫耀「なんだよ、俺のAに何の用だよ」

海人「俺っ………一目惚れしちゃった」

「「「はぁ？？？」」」

優太「えっ！？海人マジで言ってんの？紫耀とライバルになるつもり！？」

紫耀「は？いや、待って？一目惚れってAに？」

海人「違うよぉ！んなわけないでしょ！」

廉「そらそーやろ(笑)今更Aを好きになったとしてもそれは一目惚れではないしな(笑)」

『なに、誰に一目惚れしたの(笑)』

なぜか目をうるうるさせた海人が私の元へ近付いてきた。

勇太「だからってなんでAに言うの(笑)」

紫耀「それな」

海人「だって！恋バナと言えばやっぱ女子じゃん！」

『はいはい、で？どんな子なの？』

海人「今ね、コンビニでレジ並んでたら前に居た子がお金ばらまいちゃって…拾うの手伝ってあげたの」

廉「え？まさかそれで恋に落ちたん！？(笑)」

海人「しゃがんだ時に目が合ってね、それでねそれでね！お金渡した時に手なんか触れちゃってさぁ〜///」

優太「うーわっキュンッキュンだね！」

廉「デレデレすんなって(笑)」

紫耀「やっば、こいつ(笑)」

『うんうん、で？(笑)』

海人「ふわっふわなお姉さん♡って感じの子でね？しかもしかも！ここが重要なんだけど、ネイルが黄色なの！もうこれ運命じゃない？」

紫耀と廉がバカみたいに爆笑してるのに、そんな事も気にならないくらい幸せモード全開の海人が可愛くて私も笑みがこぼれた。

紫耀「やばいじゃんマジでこいつ(笑)」

廉「漫画やん(笑)」

優太「え、名前は？連絡先交換した？」

勇太「するわけないでしょ(笑)」

海人「ねぇ、Aちゃん！どうしたらまたその子に会える？」

『え？(笑)知らないよそんなの(笑)どこの誰かも分かんないのに』

海人「明日もあのコンビニ行きたい。Aちゃんついてきて？」

紫耀「ばか、1人で行けよ」

海人「Aちゃんお願〜い！」

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