小さな点と点は今繋がり円になる４ (ページ16)

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紫耀「Aちゃんも俺の事が大好きなんですね〜？」

『ふふっ大好きですけど何か？』

紫耀「うーわ、超素直じゃん！ずるい！」

『はぁ？(笑)ずるくないわ(笑)』

紫耀「弱ってるAもたまんねぇな」

『うわうわっ悪い顔してる！』

紫耀「大丈夫、流石に今日は我慢するから(笑)」

『我慢してもらわなきゃ私死んじゃう(笑)』

紫耀「よし、俺の理性保ててる間に寝ちゃお？ほら目閉じて」

紫耀にそう言われて私は目を閉じた。

紫耀「おやすみ」

『おやすみ』

とは言ったものの、なかなか眠りにつけなくてあっち向いてみたりこっち向いてみたり…

紫耀「何モゾモゾしてんの(笑)」

『あ、起きてた？』

紫耀「寝れない？」

『うん(笑)』

私が眠くなるまで付き合ってくれると言うので少し話すことにした。

『勇太にね、』

紫耀「…………うん」

『好きって言われた。』

紫耀「………うん。」

『彼氏になりたいって。』

紫耀「うん、それで？」

『紫耀が好きって言った』

紫耀「それでもきっとあいつはAの事好きだよ」

『うん。……でももし、この先紫耀と上手くいかなくなっても、それでも勇太とは付き合えないってちゃんと断ってきた』

紫耀「……うん。Aも苦しかったよな。大事な仲間にそんなこと言うの」

『でも、"あの時"みたいに私が曖昧な答え出したらまたあんな事になっちゃうんじゃないかって思うとその方が苦しくて…』

紫耀「そうだね。これで良かったんだよ、きっと。偉いよAは」

そう言って私の頭を優しく撫でてくれた。

『………ずっと傍に居てね』

紫耀「当たり前。Aの方こそ俺から離れないでね？」

『うん！絶対離れない！フヮァ〜』

紫耀「ははっ眠くなってきた？(笑)」

私が欠伸をすると紫耀は笑って私の頬を撫でた。

『うん、なんか安心したら眠くなってきた(笑)』

紫耀「よし、寝よっか。怖い夢見たらすぐ俺の事起こすんだよ？」

『ふふっ大丈夫だよ、でもありがとね』

紫耀「ん、おやすみ」

『おやすみ、紫耀』

紫耀の温もりに包まれながら目を閉じるとすぐに眠りにつくことができた。

私って本当紫耀が居ないとダメなんだよなぁ。

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