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『………私の仕事、ちゃんと話すね。』
紫耀「仕事？」
『うん。だからまず着替えてくるから待ってて？』
紫耀「いいよ、このままで。すごい綺麗だから。」
紫耀は私の手を引き、リビングとキッチンがある奥の部屋へと向かった。
『そこ、座ってて。コーヒーでいい？』
紫耀「うん。」
紫耀をテレビの前のソファに座らせて私はコーヒーメーカーを作動させ、マグカップに注ぎ紫耀の前に1つ置いた。
紫耀「……で？さっきのあの大人な男の人は誰なの？」
『あぁ…うん。…………私ね、』
持っていたマグカップを机の上にゆっくり置き、紫耀の顔を見た。
『私、夜の仕事してるの。』
紫耀「うん。」
『………驚かないの？』
紫耀「夜の仕事って言っても色んな業種があるじゃん」
『キャ バクラで働いてる。』
紫耀「そっか。」
『さっきの人は、昔からよくしてくれてる常連さん』
紫耀は私の言葉ひとつひとつにうんうんって相槌を打ちながら聞いてくれた。
紫耀「そっかぁ〜。このマンションのオーナーさんだったのか〜！ディナー美味しかった？絶対高いやつだよね(笑)」
『うん、すごく美味しかったよ…』
紫耀「そっか…いいなぁ。俺もそーゆうとこ連れて行ってやりたい」
『……………』
紫耀「……………。
その人とは、ご飯食べただけ？」
少し沈黙になったかと思えば真剣な顔をして私に問い掛けた。
『…………その後、ホテルの部屋取ってくれてて……それで……』
紫耀「分かったよ。それ以上言わないで」
冷たい声色でそう言うと自分の髪の毛を無造作に掻き乱して俯いた。
『ごめん………軽蔑したよね』
私はいてもたってもいられなくて空になったマグカップを手にして立ち上がった。
すると紫耀は私の腕を引きもう一度ソファに座らせ、持っていたマグカップを机に戻した。
紫耀「…しないよ。軽蔑なんてしない。」
『いや、でも…』
紫耀「だって仕事でしょ？」
『こんな仕事してるんだよ？汚れてるでしょ？』
紫耀「そんな事ないよ。Aは世の中の男の人を笑顔にする仕事してるんでしょ？」
『え？』
紫耀「Aのお陰で沢山の男の人が癒されてるんだよ？」
『私の…お陰？』
紫耀「Aが働く事で幸せを与えられてる。そうでしょ？」
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まあか(プロフ) - ゆーたんさん» ありがとうございます！楽しみにしていて下さい☆彡.。 (2020年5月28日 17時) (
レス) id: 2b05592676 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーたん(プロフ) - 今後の展開がとても気になります。更新楽しみにしております。 (2020年5月28日 15時) (レス) id: b0fb8b9a55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：MAPI | 作成日時：2020年5月20日 4時
