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事前にレストランのお会計を済ませてくれていて私たちはエレベーターに乗りスイートルームへと向かった。
扉をくぐるとここでも夜景を見渡せて、とてもロマンチックな部屋だった。
財前「A、こっちにおいで」
財前さんに呼ばれてベッドに腰掛ける彼の隣にそっと腰を下ろした。
優しく髪を撫でられすぐにそう言う雰囲気になった。
彼はいつも壊れ物を扱うかのように優しく私を抱いてくれる。
私は特に彼を求めている訳では無いが、お互いの欲を満たし彼の腕を枕代わりにベッドに横になった。
財前「俺、Aが居ないと生きて行けないよ」
『じゃあ財前さんは私と出会う前幽霊だったんですか？(笑)』
財前「ふふっそうかもしれないね(笑)」
財前さんと居ると初めは緊張していたけど今ではこうしてジョークも言い合える関係になっていた。
チラッとサイドテーブルにあるデジタル時計を見ると0時を少し過ぎた頃だった。
『財前さん明日お仕事は？』
財前「あるよ。でも行きたくないね(笑)ずっとこうしてたい」
『財前さんがサボったら会社のみなさん困っちゃいますよ？』
財前「Aは俺が居なくても平気？」
『男の人には働いてもらわないと！(笑)』
財前「Aにそう言われると働かなきゃいけなくなるなぁ(笑)Aも連勤明けで疲れてるもんね…そろそろ帰ろうか」
『お気遣いありがとうございます。そうしましょうか』
帰る支度をして財前さんの車で私の家まで送ってもらった。
運転手の男性はいつも行き先を伝えなくても勝手に私の家に向かってくれる。
マンションの敷地内に車を停め、財前さんはエントランスの前まで送ってくれた。
『今日もありがとうございました。ご馳走様です♡』
財前「こちらこそ、ありがとね」
『お仕事頑張って下さい！』
財前「ありがとう。Aも疲れてるんだしゆっくり休んでね」
そう言って私の髪を優しく撫でた。
『ありがとうございます』
財前「じゃあ、またお店に会いに行くね」
『はい、いつでも待ってます！…………っ』
帰り際、いつもなら額にキスをするのに今日はなぜか唇に触れるだけのキスをして車へと行ってしまった。
キスをして去って行く後ろ姿はとても紳士的だった。
車がマンションの敷地内から出て行くまで見届けて、エントランスの自動ドアの鍵穴に自分の鍵を差し込んだ。
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まあか(プロフ) - ゆーたんさん» ありがとうございます！楽しみにしていて下さい☆彡.。 (2020年5月28日 17時) (
レス) id: 2b05592676 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーたん(プロフ) - 今後の展開がとても気になります。更新楽しみにしております。 (2020年5月28日 15時) (レス) id: b0fb8b9a55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：MAPI | 作成日時：2020年5月20日 4時
