お前らが狂わせたんだからな…？

二十九話！ 及川side ページ4

及川side


病院で、少しAちゃんの様子を見てから皆で帰った。

先生にはこっ酷く怒られた。
…まぁ当たり前だよね。

こんなにしちゃったんだもん。


……こうなるとは思ってなかった。

俺が止めていたら、こんなことにはならなかった。
……俺が、俺が…っ…！！！


岩泉「……及川」


及川「……なに、岩ちゃん」


岩泉「……自分を責めんじゃねぇ。さっきお前言っただろ。皆そう思ってるって」


及川「……ごめんで済むことじゃないよね。」


岩泉「……当たり前だろ」






それから2ヶ月が経った。

未だにAちゃんは目が覚めない。



金田一「…死んじまったら…どうすんだよ…っ」




皆、反応ができなかった。





岩泉「……今日は部活中止にするか」


松川「……そうだな、」














部活の帰り、電話が鳴った。


























電話の内容は、Aちゃんが目を覚ましたことだった。




俺は急いでみんなに連絡して、病院へ向かった。


看護師「まだ意識が戻ったばかりなので、刺激は与えないようにしてあげてくださいね…それと、何かあったらナースコールを押してください」


及川「わかりました」


















Aちゃんと、ふと目があった。









及川「……Aちゃん、今まで…本当にごめんなさい。ごめんで済むことじゃないってわかってる…けど…っ…」



視界が滲んできた。

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