隠していた【イライ】 ページ45
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「あ、A！ コーヒー飲んでたんだけど、Aも飲む？」
扉から顔を覗かせると、目隠し野郎は私に気づいてパァァッと明るくなった。
珍しく手袋は外していて、偶然見えてしまった左手を見て私は固まった。
貴女「……お前、結婚してたのか」
「…ん？あぁ、まだなんだけどね…婚約者がいるんだ」
私といる時とは明らかに違う心からの優しい顔をしていて、何故か苛立ちを覚えた
貴女「…もう、付きまとうのはやめろ」
「え？なんでだい？」
貴女「相手に失礼だろーが。好きでもねぇ奴とくっついてるなんて」
……そう、好きでもない奴と距離が近いだなんて。
「でも…」
「でもじゃねぇよ。お前の今までの行動が誰かを勘違いさせちまうかもしれないしな」
例えば、私とか。
「確かに、僕には婚約者が居るが…勿論こことは遠い場所にいるんだ。必ず帰ってくると僕は彼女に言ったが…」
そんなに、婚約者が居ることを知らしめたいか
……もうそれ以上、喋るな。
貴女「お前は…ここに居るべきじゃねぇんだよ」
「A…？」
貴女「そんなに大切なら…さっさと向こうへ帰れよ！お前はここに居ていい存在じゃねぇんだよ！！」
コイツの胸倉を掴み、言いたいことをぶちまけた
コイツが何でここに来たか、なんて事も知ってる。
こんなの、醜い嫉妬だってことくらいわかってんだよ…
「A…！」
「え、あ…Aさん、落ち着いて…」
少し遠くから見ていたヘレナとウィラが割り込んでくる
貴女「……コーヒーはいらねぇ」
「ちょ、待って…」
乱暴に手を離し、フンと鼻を鳴らして扉へ向かったが、それでもコイツは私の腕を掴んできた
貴女「…離せ。ついてくんな。“クラーク”」
「…ッ」
最後にクラークをギロリと睨み、部屋から出て行った
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らる@盃(プロフ) - ｸﾄｩﾙﾌ神話信仰天ﾌﾟﾗ素麺さん» ありがとうございます！ …あっ(察し) (2020年3月11日 17時) (
レス) id: 0f8ed7e297 (このIDを非表示/違反報告)
ｸﾄｩﾙﾌ神話信仰天ﾌﾟﾗ素麺(プロフ) - いい作品…鹿は大変だよな…私も呪から始まって師で終わるキャラのせいでコブラの�気望紊�る昇格戦で落とされてきたよ… (2020年3月11日 16時) (レス) id: 16f5dab1d2 (このIDを非表示/違反報告)
らる@盃(プロフ) - クロムさん» ありがとうございます！！ 頑張ります！ (2019年10月14日 23時) (レス) id: 0f8ed7e297 (このIDを非表示/違反報告)
クロム(プロフ) - 更新楽しみにさせていただいてます…！ 鹿は魔境ですね…勇士になっても地雷はいるので、あせらずランク上げてきましょ！ (2019年10月14日 8時) (レス) id: 11c6fe3903 (このIDを非表示/違反報告)
らる@盃(プロフ) - あかりさん» おぉっ、ありがとうございます！フレンドなりましょー！ (2019年8月1日 1時) (レス) id: 0f8ed7e297 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らる@盃 | 作成日時：2019年3月14日 0時
