◎ ヒﾛｲﾝが美少女じゃなくて何が悪い！ .。 (ページ5)

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　　(☆)　　０５　　.。ページ5

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　お風呂に入り、ベｯﾄﾞでスﾏﾎを弄っていると

　突然画面が切り替わり、表示されているのは｢神ちゃん｣の文字。

　＿＿こんな時間になんだろう。

　そう思いながら画面をタｯﾌﾟして携帯を耳に当てた。

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A ｢もしもーし｣

智洋『こんな時間にごめ。
いきなりやけど部屋に俺のワ-ｸ置いてへん？

忘れたかもしれへんねん』

A ｢待って、今探す｣

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　『おん』という神ちゃんからの返事を受け取ると

　ベｯﾄﾞに寝転がっていた身を起こして机の上に散乱したワ-ｸやらプﾘﾝﾄやらの名前欄を確認し始めた。

　神ちゃん以外の阿呆3人組は

　｢明日も来るから｣という理由で私ん家に課題たちを置いていった。

　わりとマｼﾞな方で神ちゃんを見習えよ。

　…… とか思いながら、口角を上げてニﾔついちゃってる私は彼らにあまあまだ。

　激甘だ。

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A ｢ …… あ、あったよー
どうすんの、今から取りに来るかんじ？｣

智洋『おん、すぐ行くから部屋で待っとって？』

A ｢了解。気をつけてー｣

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　神ちゃんの方から通話を切られ、私も通話を終了させた。

　神ちゃんの家から私の家まではそんなに遠く無いからきっとすぐ来るだろう。

　その間に私は机の上に散乱した課題たちを人物別に整頓し始めた。

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　＿＿程なく、玄関のドｱが開く音が開いた窓から聞こえた。

　丁度整頓も終わってベｯﾄﾞで一息ついていた時だった。

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A ｢ …… おっそ、何してん｣

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　１階から相変わらず大きい照史の声が聞こえるから、きっと照史のせいなんだろうとは思う。

　彼は私にちょっぴり過保護で、

　私が男と喋っているとその話題で長時間問い詰められたりする。

　幼馴染４人は昔からの付き合いだからそれに対しては言わないけれど、

　最近また照史の過保護が発動された。

　…… だからきっと、今も過保護が発動されているんだろう。

　神ちゃん、ドンマイ。

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