(☆) 14 .。 ページ14
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夏って 、こんなに暑かったっけ
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大『 …… Aはさ 、望が好きなん ? 』
「 …… え … ? 」
大「 神ちゃん ? 流星 ? 」
「 急に 、どした … ? 」
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エアコンのタイマーはとっくに切れていて 、今更暑く感じるわけがない
この暑さは間違いなく 、自分の熱 。
今までにないくらい 、ドキドキしている 。
そんな私をしげは 、もっともっとドキドキさせる 。
しげは抱きしめていた私を離して 、
そっと私の頬にキスを落とした 。
顔が離れてやっと見えた顔は 、少し赤い 。
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大「 Aがあいつらと喋ってるの見てたらさ 、なんか … 腹立つねん 」
大「 やから … 俺だけを見ててほしい 」
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どう意味か 、なんて聞く隙もなく 、
しげは「 なーんつって ! 」といつものおちゃらけモードに戻った 。
返事に困っていると 、しげは流星を起こしに行ってしまって 、その後喋ることはもちろん 、目を合わすことも無かった 。
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______ A ?
誰かが私の名前を呼ぶ声で我に返る 。
私のちょうど後ろに 、照史がいた 。
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照「 ちょっとそこどいて ? 」
「 あ 、うん 、ごめん 」
照「 なんやねんほっぺた抑えて 。虫歯でもできたか ? 」
「 ちゃうよ 」
照「 …… ふーん 」
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ボケーッと洗面台の前で歯磨きをしていたら 、歯磨きを終えた照史にどけと促される
…… あれ 、照史って私の結構後に歯磨き始めなかった ?
リビングへ行って時計を見たら 、始めてから約30分も過ぎている 。
リビングには4人がいなくて 、照史に聞いたら 、かなり前に服を変えに家に帰ったとか 。
…… ボーッとしすぎだ 、私 。
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忘れろ私 、しげは冗談で言ったんだ 。
冗談で私を抱きしめたんだ 。
冗談で私にキス ……
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「 …… やっぱ無理 〜… 」
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冗談とはいえ 、初めて男の人にだきしめられたんだもん 。
冗談とはいえ 、ほっぺとはいえ 、初めてキスされたんだもん 。
忘れられるわけがない !
そうこう喚いていると 、玄関の扉が開く音がした 。
鏡に映る私は 、髪がボサボサで最悪のコンディション 。
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「 …… 髪とかなきゃ 」
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せめて少しでも可愛く映らないと 。
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作者名:だいきち 。 | 作成日時:2016年7月1日 7時