桜の木の下で貴方と【IM】 (ページ1)

今日:1 hit、昨日:5 hit、合計:4,565 hit

始まりはページ1

私はこの春晴れて高校生になった。

ついこの間までは、この学校に憧れる中学生として通っていた学校前の桜の木の近く

今は、この学校に今日から通うこの学校の生徒

ずっと小学校の頃から憧れていたこの制服に身をつつみ、桜の木を眺めていた。

あの、と誰かに声をかけられた。

『は、はい。なにか？？』

桜の木に見とれていたから、変な人だと思われたかなと思いながら、振り向くと、

丁度良く優しい風が吹き、桜吹雪が舞い散る風景の中にいる彼がとても綺麗で

『好き』

「え？」

『あ、いえ何にも。それで、要件は？』

「ああ、この学生証登校している最中に、女の人に頼まれたんだ。こんなにも早く持ち主が見つかってよかったよ。」

と彼が、笑うから胸がドキン高鳴った。

私、花田A。

高校初日に、名前も知らない美少年に恋をしました。

～これから始まるのは高校生の甘酸っぱい物語～