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２４−YG side ページ24
またあの朝が来た
この世界に来たのか
カフェへと向かう
俺の特等席には
すでに人がいた
イヤホンを差して眼を瞑り
窓側に顔を向け
聞き入ってる彼女に
俺の鼓動が
一瞬速くなったのを感じながら
ゆっくり瞼を動かす彼女の名前を呼んだ
『A』
怪奇そうに見てた彼女とは違う
目を見開いて驚いている
世界が違うのか
原因も理由も
此処に来る経緯だって分からない
でも俺がこの世界へ来て
初めて名前を呼ばれたのがA
此所へ来て初めて
話を聞いてくれたのがA
もしかしたらAが
何か関係してるんじゃないか
「私も手伝う」
手で拳を作ってヨシッと言う彼女は
不覚にも可愛いと思ってしまった
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作者名：M Y choa 88 | 作成日時：2017年3月15日 18時
