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彼が先に帰ってしまった
あの日から
数日が経った
今日は
ユンギと私の記念日
思い出せるのは
凄く不器用で
でも気遣いが出来て
こういう記念日を覚えてくれる
そんな優しい人
私にたくさん残していくから
私は未だに
ユンギから抜け出せない
気づけばカフェへと向かう足も
追いかけてる証拠
奥へと入っていくたびに
期待と不安を
一気に積み重ねる
特等席に一人座り
ユンギが好きな曲を
目を瞑りながら聴く
1曲がゆっくり
エンディングを迎えたと同時に
私も目を開いて現実に戻る
でも私は戻れなかったみたい
だって私の瞳には
彼が座ってるから
『A』
イヤホンを差してても
口パクで分かった
私の名前を呼ぶ彼に
私は顔を強張らせた
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作者名:M Y choa 88 | 作成日時:2017年3月15日 18時