愛してるゲームーKPー (ページ6)

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永瀬 VS 岩橋ページ6

岩橋side

岸くんと紫耀はなにがしたかったんろう？ただのいつものお馬鹿な2人だった。

まあでもとりあえず、もう全員やったしそろそろ終わりかな。

ひと段落、と思って水分補給をしていたとき。

髙「もういいや、次行こう！」

永「まだする？」

髙「このままじゃ不完全燃焼じゃない？廉だってボロ負けだったじゃん」

海人がそう指摘すると、廉は控えめに笑った。

永「もうええやんそれは」

岸「いやいや、それは男としてだめだよ廉」

神「そうだよ、悔しくないの？」

みんなが口々に廉を促す。暇だからって、みんな好き勝手言ってるよ。

岩「俺が相手しようか？」

まあでも暇なのは事実なので、珍しく俺からそう提案してみた。

平「ほら廉、玄樹が待ってるぞ」

永「えぇ～……」

そう言いながらも、廉はゆっくりと俺に近づいてくる。

廉が目の前にきたところで俺も椅子から立ち上がり、廉と目を合わせた。

あとは始めるだけ……なんだけど、このイケメンは俺を見たかと思えばすぐ逸らす。

もう、じれったいなぁ……。

岩「廉、愛してるよ」

永「おぉ……、」

いや、そこは「愛してる」でしょ。なに照れてるの。

それから数秒待ってみるけど、相変わらず続きが来ない。……こっちから行くしかないじゃん。

岩「廉は愛してないの？」

上目遣いで見つめてやれば、廉は頬を赤くする。

永「愛して、るよ？」

岩「俺も優しい廉を愛してるよ」

間髪入れずにそう言った瞬間、廉の口角が少し上がる。

永「はっ……、あーもう終わり終わり！」

結局こらえられなかったらしく、照れたように笑いながら俺から離れていった。

え、早すぎない？さっきから一瞬で負けてるんだけど。

平「さっきから廉弱くね？」

永「俺、このゲームガチで無理」

半笑いの廉がそれを隠すように口元を左手で覆う。

本当、廉って俺に弱いよなぁ……。思春期の男子みたい。

…