愛してるゲームーKPー (ページ4)

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神宮寺 VS 岩橋ページ4

神宮寺side

2組終わったけど、さっきから勝敗決まるの早すぎない？

仕方ない。そんな末っ子たちに、ちゃんとした愛してるゲームを見せようか。

まず誰としようかと考えながら周りを見渡すと、隣に座る玄樹と目が合った。

神「じゃあ次は俺と玄樹でしようか」

岩「いいよ。俺、負けないよ？」

玄樹がにこっと笑い、それを合図にゲームを始めた。

神「玄樹、愛してるよ」

岩「俺も神宮寺を愛してる」

すぐ照れちゃうかなとも思ったけど、思っていたよりも普通に返してくる。

……あれ、案外強そう。

神「玄樹の笑顔を愛してる」

岩「それだけ？俺は神宮寺の全部を愛してるよ？」

アイドル回答とともに、玄樹が小さく微笑んだ。うわ、かわいい！

ちょっとにやけそうになった口元に全力で力を入れる。……よし、なんとか耐えきった。

神「俺も玄樹の全部が好きだよ。いいところも悪いところも、全部愛してるよ」

俺も玄樹と同様に、アウトにならない程度の微笑みを送り返す。

すると、目の前の口がもごもごと動きだした。あと一押し……！

かわいい瞳を見つめながら俺はさらに続ける。

神「玄樹を一生愛してる」

岩「……次、俺の番だよ！」

神「あ、そうじゃんごめん！ははっ」

「もう！」と玄樹が無邪気な笑顔で俺の肩を軽く叩いた。

その顔がまたかわいくて頭をそっと撫でると、玄樹は目を細めて笑う。

岩「ふふっ」

髙「待って、2人の世界に入っちゃってる」

永「こいつら、こういうの日常的にしとるやろ」

岸「いやぁ、じぐいわだねぇ」

平「で、勝敗は？」

ほんとはこんな予定じゃなかったんだけど、玄樹がかわいいからしょうがないよね？

…