愛してるゲームーKPー (ページ17)

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ゲーム終了ページ17

髙橋side

俺と岸くんの対戦がちょうど終わった頃、ドアを叩く音がした。

平「はい」

「失礼します」

楽屋に入ってきたのは、最初に収録が予定より遅れて始まることを伝えてくれたスタッフさん。

その人は入り口でいきなり頭を深く下げた。え、どうしたの。

「お待たせしてすみません！準備が終わりましたので、よろしくお願いします。本当に申し訳ないです」

岸「いやいやいや！むしろ楽しかったんで」

岩「ふふ、そうだね」

永「せやなー。なので、そんな謝らないでください」

うん、ほんとに楽しかった。謝られても逆に申し訳ないくらい。

「楽しかった……んですか？」

髙「あ、実はさっきまで愛してるゲームしてて」

神「すごく盛り上がっちゃいました」

俺らが説明すると、きょとん顔だったスタッフさんが柔らかく微笑む。まるで母のような微笑みだ。

なんか笑うようなポイントあったかな？

「ほんと仲良いですよね」

そう言われて思わず顔が緩んだ。メンバーも同じように笑ってる。

ふふ、そうなんだよねぇ。休む時間なのに、結局わいわいしちゃってた。

平「まあ、仲は良いですね！」

「カメラ回していればよかったです。……あ、収録始まりますね！すみません、行きましょう」

スタッフさんに促され、6人で楽屋を出た。

スタジオに行くまでのちょっとした道のりでは、愛してるゲームについてみんなで語り合っていた。

俺らって一緒にいたらずっとお喋りしてるなぁ。

そんな仲良しなメンバーを、キンプリを、俺は愛しているよ。

―END―

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