【５】 ページ5
.
永瀬 side
「なーんてことがあってから、それ以来ずっと」
永瀬「まてまてまて、お前は俺が助けたってのを恩師って言っとる？」
「うん！私こんなんだから、昔っからいじめられ気質で、でも廉くんはいっつも助けてくれたし」
おいおい、その後の俺のイケボ「離れんなよ」はフル無視かーい。
天然ってこっわいわ〜〜。
「だからね、東京にいたいんだ。」
永瀬「…」
んーまぁ俺も、「離れんなよ」って言った身やし。
物理的にってわけとちゃうけど。
てか遠回しな告白やねんけど絶対伝わっとらんよな！？
しかもさっき " ハジメテ " 的な感じやったし？
彼氏いない歴 = 年齢ってこと？
いやいやいや、さすがに無いやろ、この見た目で。
だってな、こいつな？顔面だけで言ったら乃〇坂とかにおってもおかしくないレベルやで？
俺が今まで出会った女優さんとかアイドルとか含めても1番可愛い！！！！！(過保護)
そんなやつを無防備に置いといたら、どこぞの狼に食われるかわからんで。
永瀬「んも〜…しゃあないなぁ。」
「？？」
永瀬「このまま外ほっつき歩かすのも心配やし、今日のところは泊めたるわ。」
「ほんとっ！！！！？」
永瀬「もしバレたら妹って言うから、お前も貫き通せよ？」
「わかった！永瀬Aになるね！！」
いや、それは、なんか結婚………じゃなくて！
あーあ、本間こいつとおると調子狂うわ…
永瀬「……はぁ、なんか疲れた、腹減った」
「あ！わたし作るよ！」
永瀬「やっ…！それは………」
「ん？」
うっすらと蘇る調理実習の悪夢…
たしかこいつと同じグループで、散々な目に遭ったような気が…
永瀬「まぁっ、お前ももう21やもんな！さすがに成長してるよな！やってみよう！」
「うん！キッチン借りるね」
神様、どうか再び、変な匂いと血を見ることになりませんように。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 195人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「永瀬廉」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：菜月 | 作成日時：2020年8月11日 18時
