切なさを抱きしめて…[Yuta.K]② (ページ31)

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廉くんとじんくんと別れたあと

私は急いで個室に戻る。

光｢ねぇねぇ、

キンプリがこの店にいるらしいよ！

さっき友達が教えてくれた！｣

『まじ！？』

瑠｢トイレ行った時誰かに会ってないの？｣

『いや、誰にも会ってないわ。』

瑠｢うわ～、勿体ない！｣

光｢お会計の時とか

ばったり会えたりしないかな～！｣

『たしかに、

会えたらラッキーだね！』

こうやってまた、私は友達に嘘をつく。

その前に、店員さんよ…

そんな重要なことを話しちゃっていいのか？

いや、絶対に良くないよね？

最悪の事態は避けたいと思い

廉くんにLINEをするが全く既読がつかない。

私が連絡先を知っているのは

岸くんと廉くんだけ。

廉くんに連絡がつかないからといって

岸くんに連絡することもできない。

どうしよ…

光｢さて、お腹もいっぱいになったし

そろそろ帰るか～！｣

光莉の一声でお会計をする流れになり

3人でレジへ向かう。

私はただ

あの6人に会わないことだけを祈った。

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