切なさを抱きしめて…[Yuta.K]② (ページ28)

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『｢かんぱーいっ！｣』

福岡での公演初日を終え、

メンバーとホテル近くの店で打ち上げ。

『今日、Aちゃん来とったな。』

優｢うん。｣

『知っとったん？』

優｢いや、コンサート中に気づいた。｣

紫｢え、Aちゃん来てたの！？｣

海｢え～、見とけばよかった！｣

玄｢俺、分かったかも。｣

勇｢俺も～！

スタトロの時に気づいた！｣

優｢さすがだな(笑)｣

『そういや、紫耀。

Aちゃんと一緒に来てた子に

ファンサしよったで？』

紫｢え、誰か分かんない！｣

海｢俺と紫耀だけか～、

Aちゃんの顔を見たことないの！｣

優｢いや、見せ物じゃないから(笑)｣

そういや、福岡出身って言うてたっけ。

最近、優太は元気がない。

もちろん仕事中はスイッチを切り替えとるけど

ふとした瞬間にため息をつくことが多くなった。

まぁたぶん、Aちゃん関連やろな。

『ちょ、トイレ行ってくるわ。』

しゃーなし、

優太のために俺が一肌脱いだろ。

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