切なさを抱きしめて…[Yuta.K]② (ページ26)

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岸くんに告白されて3週間が経った。

今日はJUMP担の頃から仲が良い友達に誘われて

キンプリの公演に入るため福岡に帰ってきた。

もちろんこのことは岸くんに伝えていない。

あの日、岸くんに告白されて幸せだった。

ずっと大好きだった岸くんが

私と同じ気持ちでいてくれることが

今まで生きてきた中で一番嬉しかった。

でも、それと同時に怖かったんだ。

そんな人じゃないって分かってるけど

岸くんは自分のことを好きでいてくれる人なら

誰でもよかったんじゃないかとか、

彼女として岸くんを支えることができるのかとか、

岸くんの負担が増えるんじゃないかとか、

色んなことを考えてしまって

あの時、返事を返すことができなかった。

瑠｢A、久しぶり！｣

『瑠菜、光莉、久しぶり～っ！

元気にしとった？』

光｢ぼちぼち！

Aこそ、元気にしとったん？

ちょっと痩せたくない？｣

『え、痩せとらんよ？

久々やけんそう思うだけやろ！』

瑠｢そう？

なんかあったらいつでも言ってくるんよ！｣

『うん、ありがと！』

光｢じゃあ、今日は思い切り楽しもー！｣

『｢おぉーっ！｣』

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