切なさを抱きしめて…[Yuta.K]② (ページ3)

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ご飯を食べ終わって

ソファーでまったりタイム。

今日のAちゃんはちょっと変。

来た時は普通だったのに

ご飯食べ始めた頃からずっとこんな感じ。

俺、なんかしたっけ？

『今日、なんかあった？』

｢何もないけど、なんで？｣

『いや、元気ないな～って。』

｢そう？

至って普通だと思うけど(笑)｣

『ならいいけど？』

まぁ、

そう言われれば普通にも見えるんだけど…

Aちゃんは

思ってることを顔に出さない。

たまに出ちゃう時もあるけど

基本的に隠すのが上手い。

初めて会った時も俺が目の前にいるのに

キャーキャー言わないし

握手すらも求めてこなかった。

キーケースを届けに行った時も

俺の存在を知らないように振る舞うから

本当に自分が探してる子なのか

不安にもなったっけ。

たぶん、

俺がAちゃんの存在を知らなかったら

この子はファンの子じゃないな

って思ってたかもしれない。

それくらいAちゃんは隠すのが上手いんだ。

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