切なさを抱きしめて…[Yuta.K] (ページ39)

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『ん…』

うわ、案外ぐっすり寝れるもんだな。

ソファーで寝たから腰が痛い…

やっぱり岸くんをベッドに寝かせて正解だった。

そもそも夢だったりして(笑)

少し不安になってベッドの方に目を向ける。

『うん、しっかりいるわ。』

夢じゃなかったパターンね。

『んーっ！』

思いっきり伸びをして

ガッチガチに固まってた体を伸ばす。

優｢ん…｣

やば、起こしちゃった？

あ、寝返り打っただけか。

岸くんまだ寝てるし今のうちに朝ご飯作ろうかな。

もうすぐ昼ご飯の時間か(笑)

それにしても…

『寝顔まで格好良いって反則だよね。

普通は不細工になるじゃん。』

･

岸くんを起こさないように

普段は作ることのない朝ご飯を作る。

最近ゆっくり休めないだろうし

休みの日くらい思う存分寝てもらわないと。

あ、これ昼過ぎまで起きないパターンあるな。

まぁ、それはそれでいっか。

温め直せばいいだけだし。

『誰もがこの星の大切なPrincePrincess～♪』

すっかり上機嫌になった私は

岸くんを起こさないくらいのボリュームで

歌を歌いながら料理を再開した。

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