ep.2-3 バーベキュー ページ6
ケーキも食べ終わり、そろそろお開きかといった雰囲気になった時。
ふと、Aの母親と話し込んでいたホップの母親がと声を上げた。
「どうしたんだ母さん？」
「せっかくなんだから、みんなで最後に写真でも撮りましょうよ」
不思議そうに首を傾げるホップに、ホップの母親はニコリと微笑んでスマホロトムを指さした。
ずっと長い間帰ってこなかった息子たちだけでなく、他の街のジムリーダーまでいるのは滅多にないであろうと思ったのだろう。
記念に撮りましょうと、母親2人に手際よく並べられる。
何となく並ぶと、隣にはルリナとキバナ。
「私達に挟まれていると余計に白さが際立つわね」
「むしろもうちょっと焼いてもいいんじゃねぇか？」
「Aはこれでいいのよ」
挟まれたかと思えば、なぜか始まる口論。
そんな2人を気にせず、気づけば1枚目の写真が撮られていた。
さすがに写真を撮られたと気づいた2人は口論をやめ、しばらく撮影会状態となったのだった。
完全にお開きになり、Aは片付けを手伝おうと申し出たところ、ホップの母親に止められてしまった。
疲れを癒すことを優先して欲しいと、やんわり断られてしまったのだ。
ホップとダンデは道具を片付けるため家に向かってしまい、その後すぐに、ルリナのスマホロトムが鳴り出し急用だと言い帰ってしまった為、Aだけでブラッシータウンにキバナを送りに来ていた。
「悪ぃな、見送りさせちまって」
「いえ、1人での見送りになってしまってすいません」
本当であれば片付ける前にみんなで送りに来るつもりが、キバナが断ったのだ。
一人で行くからいいと、そう言ったのだが、片付けなくてもいいと言われてしまったAが着いてくることになった。
申し訳なさそうに肩を竦めるAに、不意にキバナはAの手を掴むとグイッとその距離を縮め。
「ーーえっ、」
「んじゃ、これお詫び代わりってことで」
いつの間にいたのか、キバナのスマホロトムが2人の前に。
パシャリ、そう音が聞こえたのは聞き間違いでは無いはずだ。
楽しそうにクルリと向きを変えるスマホロトムの画面には、楽しそうに笑うキバナと、驚いたような、拍子抜けした顔のA。
「今日は楽しかったぜ。またバトルしような」
はいこれ連絡先、と1度貰ったことのあるレアリーグカードを手渡される。
その裏には、キバナのスマホロトムの連絡先。
呆気に取られるAをそのままに、キバナは電車に乗り帰っていったのだった。
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真希(プロフ) - 匿名さん» ご指摘ありがとうございます、よくよく見てたら１箇所完全に誤字してましたね…； 他の箇所は恐らく大丈夫かと思いますので…教えていただきありがとうございました！ (2019年12月27日 19時) (
レス) id: c3944fcbfe (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - アラベスクタウンのジムリーダーはポプリさんではなくポプラさんですよ…(小声) (2019年12月27日 15時) (レス) id: 99879ec7c1 (このIDを非表示/違反報告)
真希(プロフ) - 山葵さん» こちらにまでコメントいただいてめちゃくちゃ嬉しいです…！(；▽；) 頑張って書き上げますので、もう暫くお付き合いいただけると嬉しいです！ (2019年12月18日 2時) (レス) id: c3944fcbfe (このIDを非表示/違反報告)
山葵(プロフ) - 真希さんの書くキバナさん、ほんとに好きです…！！！！頑張って下さい！！！ (2019年12月17日 23時) (レス) id: 40ec5f6136 (このIDを非表示/違反報告)
真希(プロフ) - ハイサネさん» コメントありがとうございました！バトル風景書いたの初めてだったので、きちんと伝わっててほっとしてます…！応援もありがとうございます、とっても励みになります！ (2019年12月17日 19時) (レス) id: c3944fcbfe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：真希 | 作成日時：2019年12月6日 2時
