ep.17-1不意打ち ーSide.kー ページ43
Aがシンオウ地方へと旅立ってからおよそ8ヶ月が過ぎた頃。
俺のポケスタに、1通のDMが届いた。
差出人は、A。
Aが出発する前にお互いにフォローし合っていたのだ。
「…なになに、」
ーーーーーー
キバナへ
ジムを全部制覇して、四天王と呼ばれる人達への挑戦も終わったよ！
ガラルでは見られないポケモンも沢山いて、ドキドキが止まらない！
写真送るね！
ーーーーーー
メッセージと共に貼り付けられていたのは、見たことのないポケモン数匹と楽しそうに笑っているAの姿。
楽しそうにやっているのだなと微笑ましく画像を見ていると、追加でメッセージが届いた。
ーーーーーーー
ダンデさんには言ってあるんだけど、ちょうどチャンピオンカップ開催時期だろうから、一度帰るね！
ーーーーーーー
初耳のそのメッセージに、目を丸くさせる。
よくよく前のメッセージを読み返せば、たしかに『四天王の挑戦が終わった』と書いてある。
…一年足らずでそこまで終わるのは普通なのか？
しかも、一度帰るってことは、久しぶりに顔を見合わせることになる。
今までのダンデの立ち位置が、今年からAに変わるのだーー楽しみじゃないわけがない。
「…っつーか、報告遅せぇよ」
ダンデには報告しているのに、なんで俺のとこには連絡してないんだ？
というか、そういえば今日は久しぶりにダンデとご飯でも食いにいくかって言ってたんだった。
危うく忘れるところだったな。
とりあえず、ダンデに詳細は聞こうと、俺は準備を済ませて家を出た。
家を出て向かったのは、シュートシティのレストラン。
ダブルバトルマッチの後に打ち上げをしたとこだ。
どうせまたいつもみたいに遅刻してくるんだろうと、時間キッチリに向かえば、予想外なことにダンデがレストランの入口の前に立っていた。
「…珍しいな、ダンデ。お前が時間通りなん、て…」
声をかけ、近寄る。
何も考えずに近づいた俺は、その横の人物に釘付けになった。
「な、んで…おま…さっきメッセージで…」
「ビックリ大成功だね」
いえーい、とダンデとハイタッチをするのは、間違いなくAだった。
髪が伸び、いつもとは違う女の子らしいショートパンツにブラウスを着ている。
が、見間違えるわけがなかった。
たった8ヶ月しか離れてないのに、どこか大人びた印象に変わっているのは気のせいではないだろう。
．
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真希(プロフ) - 匿名さん» ご指摘ありがとうございます、よくよく見てたら１箇所完全に誤字してましたね…； 他の箇所は恐らく大丈夫かと思いますので…教えていただきありがとうございました！ (2019年12月27日 19時) (
レス) id: c3944fcbfe (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - アラベスクタウンのジムリーダーはポプリさんではなくポプラさんですよ…(小声) (2019年12月27日 15時) (レス) id: 99879ec7c1 (このIDを非表示/違反報告)
真希(プロフ) - 山葵さん» こちらにまでコメントいただいてめちゃくちゃ嬉しいです…！(；▽；) 頑張って書き上げますので、もう暫くお付き合いいただけると嬉しいです！ (2019年12月18日 2時) (レス) id: c3944fcbfe (このIDを非表示/違反報告)
山葵(プロフ) - 真希さんの書くキバナさん、ほんとに好きです…！！！！頑張って下さい！！！ (2019年12月17日 23時) (レス) id: 40ec5f6136 (このIDを非表示/違反報告)
真希(プロフ) - ハイサネさん» コメントありがとうございました！バトル風景書いたの初めてだったので、きちんと伝わっててほっとしてます…！応援もありがとうございます、とっても励みになります！ (2019年12月17日 19時) (レス) id: c3944fcbfe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：真希 | 作成日時：2019年12月6日 2時
