ep.15-1 ラストバトル ページ37
しばらくして、4試合目が終わった。
結果は、予想通りダンデ・ホップペアの勝利。
「よっしゃ、行くぞ」
「絶対負けない…！」
勝ち残った2人は、そのままスタジアムに残っているようだった。
スタッフから声をかけられた2人は、顔を見合わせ笑った。
スタジアムまでの道を、並んで歩く。
もうこれで最後なのだとAが感慨深く考えていると、ふと、キバナの足が止まった。
不思議に思いAが足を止め振り返れば、少し考えた様子のキバナが、真っ直ぐAを見据えた。
「…この試合、勝ったら話があるんだ」
いつになく真剣なキバナの表情に、ドキリと胸が鳴る。
「だから…絶対勝とうぜ」
「…うん」
止まっていたキバナの足は進み、Aの横に並ぶ。
頭を軽くクシャリと撫でられ、Aは言い知れぬ安心感と、暖かさに包まれた気がした。
そして、2人は並んでスタジアムへと進んだ。
『さて、ダブルバトルマッチも最終戦！新チャンピオンAと、トップジムリーダーキバナ！対するは、ガラルが誇るトップトレーナーダンデと、超新星の1人ホップ！』
アナウンスが入り、会場が今まで以上に湧く。
スタジアムが揺れているんではないかという錯覚に陥るくらいの盛り上がりだ。
「さて、やっぱりこうなったな」
「シングルバトルでは連敗ばっかだが、今回は負けられねぇ」
「A、今度こそお前に勝つぞ！」
「私だって、負けないから」
親友であり、ライバル。
向かい合う4人が、互いを見合わせ笑う。
定位置に着けば、アナウンスが入った。
『それでは、バトル開始！』
「いけ、フロウ！」
「いってこい、ヌメルゴン！」
「やるぞ、カビゴン！」
「ドサイドン、出番だ！」
先手を打ったのは、キバナのヌメルゴン。
あまごいをした後、ひこうタイプであるフロウを狙うドサイドンを、なみのりで一撃。
カビゴンも巻き添えを喰らいダメージを受けているところに、すかさずフロウのぼうふうが入った。
急所に当たったそれは、カビゴンを倒した。
「っ、いってこいインテレオン！」
「やるな二人共！次はお前だ、エースバーン！かえんボール！」
「しまっ…！」
出てきたダンデのエースバーンは、すかさずかえんボールをフロウ目掛けて放つ。
あまごいで威力が落ちていたが、こちらも急所に当たったのか、1発でフロウは戦闘不能に陥った。
．
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真希(プロフ) - 匿名さん» ご指摘ありがとうございます、よくよく見てたら１箇所完全に誤字してましたね…； 他の箇所は恐らく大丈夫かと思いますので…教えていただきありがとうございました！ (2019年12月27日 19時) (
レス) id: c3944fcbfe (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - アラベスクタウンのジムリーダーはポプリさんではなくポプラさんですよ…(小声) (2019年12月27日 15時) (レス) id: 99879ec7c1 (このIDを非表示/違反報告)
真希(プロフ) - 山葵さん» こちらにまでコメントいただいてめちゃくちゃ嬉しいです…！(；▽；) 頑張って書き上げますので、もう暫くお付き合いいただけると嬉しいです！ (2019年12月18日 2時) (レス) id: c3944fcbfe (このIDを非表示/違反報告)
山葵(プロフ) - 真希さんの書くキバナさん、ほんとに好きです…！！！！頑張って下さい！！！ (2019年12月17日 23時) (レス) id: 40ec5f6136 (このIDを非表示/違反報告)
真希(プロフ) - ハイサネさん» コメントありがとうございました！バトル風景書いたの初めてだったので、きちんと伝わっててほっとしてます…！応援もありがとうございます、とっても励みになります！ (2019年12月17日 19時) (レス) id: c3944fcbfe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：真希 | 作成日時：2019年12月6日 2時
